2006-01-01から1年間の記事一覧

伏吟と返吟

六壬神課や奇門遁甲には伏吟と返吟と名付けられた概念がある*1。これは作盤を行って、占断の要素を配布した結果、それらが定位にある状態を伏吟、冲の位置にある状態を返吟とするものである。伏吟は変化がない状態であり、突っ伏して動けず苦しみ呻吟する象…

周易の独習

張さんのおかげで周易が使えなくなっていたのだが、最近徐々に復調の兆しがある。多分、卦象が少し見えるようになって来たことが影響しているのだろう。つらつら考えてみるに、周易の独習というとみんな似たような道を通るのではないだろうか。最初は簡単な…

ということで2つの太陰太陽暦

紫微斗数は太陰太陽暦を基にした術である。太陰太陽暦は、朔を含む日を1日として*1、月を二十四節気から決める暦である。朔望の周期は安定してしているので、1年を時間分割する恒気法の二十四節気とは噛みが良い。しかし1年を太陽の位置そのもので分割する定…

医師団グッジョブ

http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6800/news/20060907i101.htm 紀子さまは今年7月、胎児の出口となる子宮口の一部を胎盤が覆う部分前置胎盤と診断された。部分前置胎盤でも、陣痛が始まると胎盤が上部にずれて自然分娩(ぶんべん)が可能になることはあ…

秋篠宮家親王誕生おめでとうございます。

■ 丙辰 ■ 戊戌 ■ 丙申 ■ 丙戌 出生時刻は報道によると9月6日8時27分となっている。子宮から取り出されて産声をあげるまで10分以上あったとは考えられないので辰刻生まれとみて良いだろう。親王の八字は従旺格に見える。すこぶる健康ということだろう。また破…

惑星の定義

これまで漠然と使用されていた惑星をちゃんと定義しようということで、国際天文学連合(IAU)の総会で議論が行われていたが、25日未明にやっと決着がついた。議論の途中での報道の二転三転ぶりは筒井康隆の旧作「ビタミン*1」を彷彿とさせる面白さだったが、…

風水講義

風水講義 今更私が書いたところで屋上の上に屋上を作るようなものだけど、リクエストをもらったので書いてみる。すでにいくつかのところで言及されているので、大差ない内容とは思う。 風水講義−玄学舎のコラム Dr.コパは風水ではない!「九星気学+家相占い…

8月15日追記

秋篠宮妃の帝王切開の予定日が9月6日という話を聞いた。その日の干支は戊戌、魁剛日である。事実であるなら届かないとは思うが予定日の変更を具申する。大量出血の象があり手術には凶の日と判断する。

ずいぶん間違っていた。

2月に書いた秋篠宮妃懐妊のエントリだが、読み返すとヒドイ間違いを書いていた。 第5の方法だが、第4の方法の続きではないだろう。第4の方法だと必ず本命の上には伝送が来るからだ。本来の占った時刻における天地盤では、秋篠宮妃の本命午の上には神后子が来…

十干十二支は何に乗っかっているのだろう?

仮定の話だけど、perceptronを使って十干とか十二支が実在しているとした方が良さそうだという結論が得られたとして、その結論は、 意識上ではその日、その月、その年の干支は計算しないと出てこない人間においても、干支が正しく計算されていることになる。…

やっぱりブログも書いてみるもんだ

以前この「はてな」の日記で焼餅歌の話を書いたことがあった。それが偶然、陳先生*1の目にとまって、劉基がどのように占ったかの話を書いて下さった。どこかにあった解説を引っ張ってこられたみたいだが、以前から以前から興味のあった面白い話なので紹介し…

やっぱりググってみるもんだ

Wikipediaの四神相応の記事を読んで、現代日本でいわれているところの「四神相応」の配置が、作庭記に起源を持っているらしいことがわかった。そこで作庭記の原文に当ってみたいと考えていたのだが、作庭記へのポインタなんて手持ちにない。さてどうしようか…

あえておそうじ風水術を推薦する

幸せが舞い込むおそうじ風水術 私自身は今まで一度も風水師を名乗ったこともないし、今後も名乗る気はない。何故ならゴミの中で暮らしているからだ。なので風水をネタに駄文を綴るに足る最低限の知識はあるものの、自分が実践していないことについて他人に指…

どうしてこうポモな連中は知らないことについてまで賢しらに語りたがるのだろう?

中沢新一が風水について知りもしないくせにこんなことを言っていた。 風水って、日本では 関西でしかなりたたないもので、 東京では基本的にはだめですよね。 あんなに地形がアップダウンして…… 平地にならさないと風水なんて不可能だから。 相槌打っている…

学と術、それぞれのアプローチ

同じ現象であっても、学*1と術では根本的にアプローチが異なっていることに最近気が付いた。術のアプローチでは、特異な現象を軸にして知識・知見の体系化を行おうとする。しかし学では普遍性を軸に知識・知見の体系化を行っている。そして普遍性を担保する…

2006/06/26 追記

笙を嗜み西洋占星術にも詳しい友人によると、笙の調律においては「雅楽で扱う音は確かに12音ですが、全5度の協和音を軸に調律し、旋法を扱う際の和音では、理屈通りに正三角形を描くわけにはいかない部分があります。」とのことだった。また西洋音楽の音…

ケプラーの謎

「調和の幻想」ってのは語感的には大仰な訳だと感じるけど、どうも占術にもハーモニーの原理が働いているらしい。中国の音階は12の音から構成されていて、どれも十二支と対応している。例えば、会の関係にある子と辰だが、 音に対応させると子−黄鐘(レ)と…

兌と説

易経彖伝では15の卦の彖で「説」字が使用されている。履、兌、[目癸]、帰妹、節、中孚、臨の下卦に兌を含む卦と上卦に兌を含む夬、革、随、困、大過、咸、萃、および上下をひっくり返すと損になって下卦に兌を含む益である。ところで「説」は「よろこぶ」…

オウム真理教の頃

オウム真理教が宗教法人として旗揚げしたのが1989年だから、私が就職して*1から3年くらいたっていたことになる。もし私が生まれるのがもう3年遅かったら、私も松本智津夫に絡め取られてオウム信者になっていた可能性は充分ある。今はさほどでもないが昔は神…

ついでに2chのかまってチャンにいっとくけど

巳月の5月に入ってやなことが続いているとしたら、火行を忌む可能性があるのを考えてみるのは基本中の基本だろ。調候がどうのこうのなんて言ってる暇があったら基本を身体に染み込ませるまでやるこった。私が鎗田先生の命式は火行を忌むかもと書いたのは、少…

なんか2chで

Mr. Agastia氏が、私のはてな日記を直せ直せと連呼しているが、Mr. Agastia氏のページと違って明白な間違いは今のところ無いように思う。なんか菅原光雲御宗家についての記述に文句付けてるようでもあるが、これについては事実しか書いてないし、具体的にど…

Google Earth で地球を回す

Google Earth では画面をポインタでなでるとなでた方向に地球を回転させることができる。そこでこの機能を使って地球規模の移動における方位について考えてみた。 ←■■■■→クリックで拡大 最初に東京のあたりを拡大して、東京を画面の中央において視点をどんど…

多分、風水師に必須のアイテム

やっと自宅の PC に Google Earth を入れた。既に何度か使っていたのでその威力は知ってはいたのだが。ためしに八王子近辺を拡大して、中央自動車道を探し、多摩御陵のある位置を確認して、拡大。すると石葺きの大きい土饅頭が2つハッキリと見える。ここから…

鎗田先生の受難

ここ数日、鎗田先生のページを見ているとトップページに、 【無料メール鑑定】 あまりにもばかばかしいので止めます とあったり、通信講座のページの最初に、 ■ 通信講座 新規受付 休止のお知らせ ■ なんて書いてあったりする。最近ずいぶん嫌な思いをされて…

自閉症

ずいぶん昔から「どうも自分と周囲のいわゆる普通の人達とは、感覚の根底で異なっている部分がある」と感じてきた。それがどう異なっているかがある程度ハッキリした言葉になってきたのが、何時頃だったか日経サイエンスで自閉症の記事を見たときだった。自…

十二神将占

圓寂坊さんが、「簡易・霊験 十二神将占」の販売を開始された。この術は、12名(柱?)の神将*1がいて、それぞれが担当するテーマが決まっている。そこで、 最初に占いたいテーマから、どの神将に御伺いを立てるか決める。 時支から神将の託宣が決まる。それ…

GUIのプログラミングは疲れる

やっぱり馴れていないと無駄な作業が多いし。BC++*1を見くびってラジオボタンをクリックした時のイベントハンドラを全部書いていたが、そんな必要は全然なかった。とりあえず今月末までには今作っているものを完成させてしまいたい。 *1:邪道な存在らしい。

Wikipediaの風水関連の記事が充実してきた。

以前はショボかったWikipediaの風水関連の記事だが、良いライターが付いたらしく急に充実してきた気がする*1。 風水 魯班尺 八卦鏡 方位 四神相応 特に四神相応の項目はMr. Agastia氏*2には是非とも一読してもらいたい。しかしこういうのは消えて欲しいね。…

やっぱ風水は陰宅が基本でしょ

色々なところで取り上げられている三浦先生の風水講義だが、知ったのは玄学舎のコラムだったが、ふと気が付くと色々な所で取り上げられていたのだった。例えばこの辺り。 【絵文録ことのは】さんの“Dr.コパは風水ではない!「九星気学+家相占い=コパ風水」…

十干個々の特性については陰陽以外にあるかどうかは、今のところ不明

前回の収束状況のグラフではわからなかったと思うが、最近の10回の訓練結果における結合係数とその標準偏差を表にしてみた。同じ五行でも丙と丁や壬と癸には結合係数に大きな違いがある。丙については、元々の命式内に辛があって干合するということでこの現…