2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

水火既済

坎と離 ☵☲坎卦は卦画では陰爻によって陽爻が挟まれている。離卦は逆に陰爻が陽爻によって挟まれている。説卦伝はいう、坎は水である、と。水は器によって容易に外形を変化させるけれども、その中に剛陽を抱えている。離卦は明であり火だ。ロウソクの炎を見れ…

九宮八卦の象

後天八卦というものの 周易において最初に出現したのは六十四大成であって八卦ではなかったことが出土資料によって明らかにされてきた、というのはこのブログでも時々ネタにしている。十翼の『説卦伝』は前漢の頃には、まだフィックスされてなかったという話…

西友上福岡店のブースに出ます

西友上福岡店 明日、西友上福岡店のブースに出ます。 宜しく御願いします。 10月26日(月)11:00-19:00 西友上福岡店 魔女☆Maizon占いブースに出演https://peraichi.com/landing_pages/view/seiyu-maison-kamifukuoka 上福岡店

桃花運

彼女ができた年 カレカノができるということは自分と相手の両方の問題なので、ホロスコープ占星術だと出生・進行*1・経過の全てが係わってくる。出生は持って生まれた恋愛傾向に、進行は恋愛の準備ができたかどうか、経過は相手が現れるかどうか、それぞれ係…

文化革命の構造

トーマス・クーンと宮本悦也 トーマス・クーンが“The Structure of Scientific Revolutions”を上梓したのが1962年で、その邦訳である『科学革命の構造』がみすずから出たのが1971年のことだ。それに遅れること1年、宮本悦也が『流行学―「文化」にも法則があ…

三白九紫

『気学』が捨てたもの 園田真二郎が創始した*1『気学』の系統の九星術しか知らない人にとっては意外だろうけど、紫白九星には五黄でない星にも固有の吉凶がある。一白、六白、八白の3つの白の星は大吉で九紫は中吉だ。 紫白九星定位 四 九 二 三 五 七 八 一…

陰陽道史研究の会

初参加 本日(10月4日)『陰陽道史研究の会』の第10回が開かれた。新型コロナの関係でZoom開催だった。広島の木下先生の引きとかもあって参加することができた。2点程、質問することができた*1。一つは、密教僧が符天暦という当時としては優れた暦のシステム…

沈括ってヤヴァくネ?(ヤヴァくなかった)

避諱 中国には『避諱』という決まり事があって、皇帝の諱の文字を一般に使わせないことを言う。唐の二代皇帝は諱を『世民』という*1。本当かどうかは知らないけど、避諱によって『観世音』が『観音』になったという話があるくらいだ。北宋の第4代皇帝仁宗は…

月建と月将再考

以前『月建と月将』というエントリをあげたことがある。今回、もう少し考えてみることにする。 月建 月建の『建』は斗建の『建』で、斗建は北斗七星の柄が指す方角のことだ。つまり天球の回転角を時刻表示した恒星時と直接に対応している。ということで月建…