2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

世界最古の密室殺人事件

そして探偵は御姫様 先日のエントリであげた『天城一の密室犯罪学教程』だけれども、これに収録された『密室作法』の古い版に、世界最古の密室殺人事件の大まかな顛末が載っていたので一度読んでみたいとずっと思っていた。『天城一の密室犯罪学教程』の密室…

二つほど

『天城一の密室犯罪学教程』読了 『天城一の密室犯罪学教程』を読了した。2020年に宝島社文庫から出たのだけれど、どうも既に絶版の感じだ。著者の天城(あまぎ)一(はじめ)こと数学者で関数解析を専門にしていた中村正弘先生は、面識はないままだったけれども…

誤占の弁

戦端は開かれた 先日のエントリ『気が向いたので占った』で、ウクライナを占ってギリギリ、戦争にならないのではないかと予想したけれども、ついに戦端は開かれて誤占となった。戦争になったことが何よりも残念だし、犠牲者が増えないよう、早期に収集される…

気が向いたので占った

ウクライナ情勢 こんなtweetした。 プーチンが戦端を開くかどうか混沌としてると思う。当事者には申し訳ないけど気が向いたら占ってみるか。— 北斗柄@野巫の六壬者 (@hokutohei) February 3, 2022 でその気になったので占うことにして、口をゆすいでヤーロウ…

吉凶うらなひ

加藤大岳の底の知れなさ もう今となっては古書でしか入手できないけど、井伏鱒二の短編集に『吉凶うらなひ』がある。表題作を含む4編から成る短編集で1952年に文芸春秋社から刊行された。表題作の『吉凶うらなひ』の主要な登場人物は、主人公で語り手の辻三…