2016-01-01から1年間の記事一覧

コミックマーケット91

コミックマーケット91で頒布します。『ヘイズ中村魔術研究会』さんと合体です。新刊の入稿も無事終わりました。 2日目31日(金曜)で、配置場所は【西地区ね04b】です。今回の『占術夜話』の目玉はやはり、今年の夏号でトランプの当選を当てたケンちゃん先生…

元亨利貞

久世明希知さんが『元亨利貞』というエントリで、 ぼく個人は、 元亨利貞 というのは、 「四時、宇宙の、息むことのない変化・循環」 であると、ざっくり捉えております。 と書いていたので、以下の様なブックマーク・コメントを付けた。 『元亨利貞』の原義…

PCが壊れました

メインマシンがずっと不調だったのですが、遂にまともに起動しなくなって、予備のXPマシンを引っ張り出すことになりました。メインマシンを立てなおすまで、色々あると思いますが御免なさい。

告知

11月23日の勤労感謝の日から、浦安の魔女☆Maisonさんで六壬の作盤法の講義を始めます。六壬の講義としては2回目ですが、1回目は六壬を使っていた陰陽師とは、どういう存在だったのかが中心だったので、六壬の本格的な講義としては実質1回目です。興味のある…

占術夜話

冬コミに当選して『占術夜話』が出ることになった。今回は『いまさら聞けない均時差の話』で1本書いた。明日の日曜から1週間くらい予定が色々入っているので早めにしあげた。いまさら聞けないなんてタイトルを付けたわけだけど、実際のところは他人に説明で…

星占い手帳

『すばる書房』から月刊で刊行された雑誌の一つに『星占い手帳』があった。私が大学4年の12月に1月号が創刊されて、1ヶ月空いた2月から毎月出るようになった。しかし版元の『すばる書房』が昭和54年8月に倒産することになったためだろう、第5号の6月号で唐突…

電通本社ビル

twitterを眺めていたら、電通本社ビルと思しき写真があがっていて、そのあまりのエッジの利いた形状にちょっと総毛立った。 西側から見た電通本社ビルWikimedia Commonsよりぱっと見の印象は中華包丁だった。どう考えても風水的に凶な形だ。今、習っている風…

しばらく御無沙汰してたのに

久しぶりに鬱に捕まった。何とか底は打った感じではあるけど、こういう時が一番危ない時でもある。もっとも今日は笑いをかなり補給した。 とんでもねー原付を見つけてしまった。 #心が乱れるgif pic.twitter.com/7zicSyNWrf— GM(Ghost Man) (@Gundam_TV) 201…

占い師ってのは因果なもので

7日の朝、「松岡○○*1さんの御家族の方ですか。」で始まる電話を受けてから色々なことがあった。この電話は前にも受けたことがあったので、何かあって兄が緊急に入院したことをしめしている。私は「これから行きます。」と返事をして埼玉の病院に向かった。途…

追記

テマータという言葉は、どうもほとんど知られていないようだ。検索してもこれくらいしか引っ掛かってこない。 「パラダイム」から科学的探究の源泉としての「テマータ」へ

浸食し合う虚構と現実

シン・ゴジラが話題になっている。このシン・ゴジラについて非常に興味深い論考を見つけた。『日々の音色と言葉』さんの所の『虚構と現実は逆転する−−『シン・ゴジラ』感想』というエントリだ。このエントリでは、シン・ゴジラの前半は虚構であるゴジラ vs …

都利聿斯

以前、アップしたテトラビブロスというエントリで、矢野道雄先生の、 都利聿斯とはプトレマイオスのことであり、聿斯四門経とは占星術の古典であるテトラ・ビブロスのことではないか? という仮説を紹介し、アレクサンドリアの図書館に仏典があったことを疑…

呉越春秋

私のtwitterのタイムラインにこんなtweetが流れてきた。 昨日紹介した図録類とともに佐藤TKTS御大の『呉越春秋』(平凡社東洋文庫)が届く。『呉越春秋』の訳注を試みるようになったのは市大を定年退職してからということだが、そこからでも30年以上経ってる…

名古屋での講座開催が確定しました

先日御報せした、名古屋のイルエルさんの所で『陰陽師の秘術「六壬神課」入門講座』を開くという話ですが、開催が確定しました。後、4席空きがあります。簡単に陰陽師の実像について触れた後、六壬とはどういう占いをするものなのかを実例を挙げて解説します…

コミックマーケット90に出展します

占い館みーしゃと椎羅が夏コミに出展します。3日目の8月14日(日)の『東地区“ハ”ブロック 24b』です。ヘイズ中村さんの『ヘイズ中村魔術研究会』と合体です。 新刊として『占術夜話平成二十八年夏号』が出ます。『奇門遁甲房中術』も暦を新しくしたものが出…

名古屋で六壬の講義をします

ヘイズ中村さんの引きで、名古屋で六壬の入門講座を開く計画があります。交通費の関係で、受講生が4名を越えたら開催です。『陰陽師の秘術「六壬神課」入門講座』というタイトルで、最初は簡単に陰陽師について触れた後、六壬とはどういう占いをするものなの…

恵贈本がきた

私の六壬を受け継いでくれた、今の所たった一人の弟子である富永祥玲さんが、畏友大石真行さんの監修の許で四柱推命の本を出した。本日、発売だ。 はじめてでもよくわかる!四柱推命富永さんは他の先生から紫微斗数、四柱推命、六壬神課等を習っていた*1のだ…

ちょっとした思いつき

奇門遁甲は誤解と過大な期待のせいで実態が判りにくくなっている方術だ。私に奇門遁甲の全伝を伝えてくれた圓寂坊の御師さんもブログでこんなことを書いていた。 実は、私は彼*1に奇門遁甲を習い始めたときすぐ「パチンコや競馬などのギャンブルで、奇門遁甲…

空亡空亡言う人がいるけどさ

Wilipediaで政治家の生年月日を適当に集めて、初代と世襲で空亡持ちの比率を調べてみた。適当なんで最終回答ではないけど、初代52名中に年月に空亡のある人間は12名、世襲の政治家52名中年月に空亡のある人間は15名いた。52名くらいのサンプルなので確たるこ…

『算命』の人には、あまり善い思い出がない

その昔、パソコン通信でNIFTY-Serveが一人勝ちしていた頃、占いフォーラム(FFORTUNE)や、そこから分岐した占いフォーラム東洋館(FFORTE)では、様々な議論が交わされていて物凄く勉強になった。ただまぁ、たまに困ったちゃんがやって来ることもあった。代…

昔話をしよう

大野先生がこんなtweetをされてた。 現在流通の四庫本『李虚中命書』は明『永楽大典』の引用を集めたものなので問題があり、劉国忠氏は宋『五行精紀』の引用からその原貌を明らかにした https://t.co/ZYVEIbm5ad どちらにしろ李虚中は年月日時(四柱)を用いた…

コメントのやり取りが続いているわけだけど

先日の『どうも引っ掛かる』というエントリに関連して、『易、風水、暦、養生、処世 東アジアの宇宙観(コスモロジー)』の著者の水野杏紀さんとコメントのやり取りが続いている。『貞』字の解釈をめぐって私と水野さんとでは、読み方の前提となる御互いの立ち…

秦に踏みつぶされた楚の十二建除

本当はもっと早く行きたかったのだけれど、季節外れのインフルエンザ*1に罹ってしまって昨日になってしまった。『両漢における易と三礼』所収の、劉楽賢(広瀬馨雄訳)「出土文献から見た楚と秦の選択術の異動と影響−楚系選択術中の「危」字の解釈兼ねて」(…

読書とか

本日の読むべき本 両漢における易と三礼北海道大学の大野裕司先生の『戦国秦漢出土術数文献の基礎的研究』を読み返している。 論文篇を先に読んでしまって、解題篇をチビチビと読んでいるわけだ。二章の『五行』に面白い記述があった。この二章の冒頭は「江…

南龍プラン

もう故人となったけど、金井南龍*1という異端な神道家がいた。神道家という割りには、死ぬと祖先霊の世界に還り、適当な期間を経てまた現世にやって来るという素朴な往相感を採用していなかった。金井南龍によれば、この地球は魂の煉獄であり、天上の神界で…

Office HOKUTO

最近、Office HOKUTOで動かしている自動占いのCGIが原因不明の不調を起こすことが時々あるので、ミラーサイトを構築した。もっとも、どのCGIも20年くらい前に作ったもので、当時のperlには“use CGI;”さえなかった。なのでちょっと手を入れるのと、サイトをUT…

テトラビブロス

古代ローマの学者であるクラウディオス・プトレマイオスが、古代エジプトのアレクサンドリアを活躍拠点として『テトラビブロス』等の著作を行ったというのは有名な話だ。『テトラビブロス』の『テトラ』は『四つの』の意味を持つ接頭辞で、『ブロス』は『ブ…

納音五行の計算方法

納音五行の計算方法は、元々は、干と支の太玄数から計算していたようだ。干の太玄数は甲、己を9として、乙と庚は8、丙と辛は7、丁と壬は6、戊と癸は5となっている。支の太玄数は、子と午が9、丑と未が8、寅と申が7、卯と酉が6、辰と戌が5、巳と亥が4となって…

『緑』で思い出したこと

昨日のエントリを書いて思い出したことがある。 干支元運九星 甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉、 甲戌、乙亥、丙子、丁丑、戊寅、己卯、庚辰、辛巳、壬午、癸未 上元 一運 一白 甲申、乙酉、丙戌、丁亥、戊子、己丑、庚寅、辛卯…

『緑』はどれくらい青いのだろう?

ずっと疑問に思っていることがある。それは九星で三碧木星と四緑木星のどちらが青いのか?ということだ。『碧』も『緑』もどちらもミドリの訓を持っている。Googleで『碧玉』を検索するとこんな結果になる*1ので、こういう色を碧色としていたのだろう*2。何…