2004-01-01から1年間の記事一覧

十二宮の原義

中国占術においても西洋占星術のハウスと同じような十二宮を使用する術がある。そういった術で代表的なものとして、七政四餘、紫微斗数、道蔵斗数、六壬推命があげられる。西洋占星術との比較でいうと、中国占術のハウス分割は whole signシステムが基本にな…

寝るときの頭の向き

二女が念願の自室を持ったが、寝るときの頭の向きをどうしたらいいかと聞かれたので、八宅と八字と斗数を使って返事をした。こんなもんでいいだろうという線は出たと思う*1。 *1:基本的に二者択一の状況下だったので楽ではあった。

世界最大の秘密結社

秘儀の継承者達 実はこの秘密結社は秘密結社といいつつほとんど公然の存在だ。もっともほとんど公然といいつつその実態を完全に把握している人間は存在しないだろう。この秘密結社は世界最大なだけに非常に大きな影響力を有しており、NORADに特別なプロジェ…

ベルトランの逆説

先験的に正しい確率なんてない おれカネゴンさんが11月20日のエントリでベルトランの逆説に触れていたのに触発された。ベルトランの逆説はもう20年以上前にかなり時間をかけてジックリ考えたので、それなりに一家言のあるテーマだ。実はこのベルトランの逆説…

@niftyがTTYサービス打ち切り

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/11/17/5450.htmlこれも一つの時代の終焉か。3月には私のSTFのID*1も返納だね。 *1:IDの発給にあたって誓約書を書いたが、その中に「ニフティからの指導には意義がないものとする」とかの一文があって笑っ…

訃報

透派十三世掌門人の張耀文さんが今月初めに亡くなったそうです。 合掌

どうやら遁甲挨星法のバリエーションを増やしてしまったらしい。

遁甲挨星法概説で、遁甲挨星はいくらでもバリエーションを作ることができると書いたが、遁甲挨星法概説自体がバリエーションの一つだったらしい。内藤公の遁甲挨星の例外法と異なっている箇所については私の創作と思って下さい。

泰山の六壬

先師阿部泰山が最初に出した六壬書は、現在*1、泰山全集16巻に収められている「天文易学六壬神課初学詳解」だが、この乾坤2巻は泰山全集として泰山の著作がまとめられるよりも早く出版された。私が持っている「初学詳解」は奥書では昭和4年に印刷されたもの…

遁甲挨星についてまとめてみた

この日記でポツポツ書いていた遁甲挨星法についてまとめたものを「遁甲挨星法概説」として斗柄舎書庫に追加した。私は内藤公を尊敬しているので、この文書には値付けできません。従って無料です。なおこの文書はずいぶん前に大石真行さんから教わったことが…

事件かもしれない

http://www.pinkvalley.com/fortune/bbs3/patio.cgi?mode=view&no=6 形状と五行の対応関係 ( No.334 )昔みた家屋の平面図形と五行との対応関係と全く異なるものが上記にあった。風水の知識はそんなにないので真贋は判断できないが、事件じゃないだろうか。

私が氏んだらなんと呼ばれるのだろう

故人は呼び捨てにしちゃいけないと2chの賢者が逝っているので、私も氏んだら「屁ー」じゃない別の呼称ができるのだろうか*1。しかし生きてる間は「屁ー」とか言ってた人から、死ぬとすぐ「北斗柄さん」とか「北斗柄氏*2」とか言われるようになるって、結構気…

滴天髄天干論

これに触発されて滴天髄天干論を読み直してみた。天干論は甲木についての、 甲木参天 脱胎要火 春不容金 秋不容土 火熾乗龍 水蕩騎虎 地潤天和 植立千古 で始まっており、辛金は以下となっている。 辛金軟弱 温潤而清 畏土之多 楽水之盈 能扶社稷 能救生霊 …

おそれいりました

2chに「北斗柄対光雲」というスレッドが出来てるのは知っていたが、ここしばらく面白いやりとりになっていた。張さんの作った枠組みが無検証なまま受け入れられている例として透派の十干関係をあげて注に「己土濁壬、淘洗珠玉とかがよく知られている。」と入…

十干の相互関係

張さんが紹介した十干の相互関係*1は透派五術において使用するべきものである*2。この十干相互関係が中国占術一般の基礎にあると考えると、張さんの思考の枠組みに絡まってしまうことになる。例えば活盤奇門遁甲精義で紹介されている十干の尅応は透派の十干…

斗柄舎の書庫をオープンした

斗柄舎のコンテンツの一つとして書庫をオープンした。占術関連の文書*1をダウンロードすることができる。現在ダウンロード可能なのは以下の3つ。 易学大講演会講演資料:「六壬神課と射覆」 「時刻についての概説」 「暦についての概説」(有料ですが200円…

切込隊長BLOGに下元八運を見た

巡回対象の一つに「切込隊長BLOG(ブログ) 〜俺様キングダム」が入っているが、何か触発されることが多い。11月06日の「日本テレビ放送網有価証券報告書訂正問題」と題されたエントリでは、最近色々発生している権力者のスキャンダルに、投資家でもある切込…

中国正統って何?

透派と武壇 3日の夜は張さん*1の話で盛り上がったのだが、私にとっては張さんと松田隆智さんはペアリングされた存在である。張さんは「中国正統の五術」を、松田隆智さんは「中国正統の武術」をそれぞれ似たような時期に我が国に紹介した。そして2人とも「中…

後出しジャンケン

以前、林秀靜先生と五行相法と子平の関係について話をしていたとき、用神*1五行が相に現れている人って得だよね、という話になった。忌神の運でも相が現れている表面が自分を守ってくれるし、用神運の時は文句無しに大発展であると。それに反して忌神五行が…

どうやら大枠で当ったらしい

2004/11/03 19:15:55にこの日記への、ほぼ御宗家と断定できるIPからのアクセスがあった。六壬で出した応期からは2日早かったし、アンテナではなく日記へのアクセスだったが、大枠では当りといっていいだろう。3日は戌の日で御宗家が暴れた戌月と通じるものが…

易学協会主催の易学大講演会に講師として招かれる

元はといえば鎗田先生の都合が悪くて私に白羽の矢がたったわけだが、マイナーな術である六壬を紹介する機会を与えて頂いた以上は全力を尽くす。もっとも含蓄のある話をゆっくり聞かせる程の人徳がないのは自覚しているので、物量作戦でいくことにした。Power…

小泉の運は来年くらいまで続く

どうも小泉は従旺格らしい。となると来年の乙酉いっぱいは小泉の運が続くと見ていいだろう。再来年の丙戌で終わりだろうから、倒閣を来年準備して再来年すぐくらいに実行するというのがいいんじゃないかな。今の日本、ツキのなくなった人間を首相にしておく…

下元八運に入ったことだし

下元八運は八白によって支配される20年で、それまでをスクラップ・アンド・ビルドして次にわたす準備期間でもある。自分の感覚が何を基本にしているかもっと言語化・自覚化しないと単にこれまでの否定に終わってしまって、次に渡すものがなくなってしまうか…

菅直人がこんなことをいった

Date: 2004-10-23 (Sat) 昨日今日と愛媛、高知の台風被災地の視察。高知では堤防が波で破壊され、20トンを超えるコンクリートの塊が住宅に飛び込み、3名が亡くなった現場を見る。9月にお遍路で歩いたところだ。波というより鉄砲水のような力で堤防や家を…

地震と潮汐力とか

天変地異おさまらず 激しく天変地異が続く中、罹災された皆様には御見舞い申し上げます。さて、地震について興味深い研究がパブリッシュされた。主に月の引力によって発生する潮汐が、ある種の地震においては地震発生の引き金となるという研究である。防災科…

追記

実はずっと勘違いしていて壬戌日に占ったものと思い込んでいた。課式を立てると癸亥の方が扱い易い印象を受ける。このあたりが時刻で立卦するとはいえ易である梅花心易と六壬の違いではないだろうか。金口訣六壬だとまた違うところもありそうだが。

これで終わったのだろうか?

■ ■ ■ 日徳巳空亡子丑 ■ ■ ■ 妻財 丁巳 太陰 ■ ■ ■ ■ ■ 月将辰癸亥日戌刻 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 返吟課無依格 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 兄弟 癸亥 勾陳 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 妻財 丁巳 太陰 ■ ■…

FFORTUNEにて

いくつかおことわり 以下は@nifty*1での昔話です。当時から私を知っている人はまたアレかと思うことになります。また昔話の前置きも長いです。それでも読みたい方はどうぞ。ただし光雲御宗家は必読。なお以下では多量の引用があります。念のために言っておく…

御知らせと占いが持つ自己言及について

人の巻配信開始 圓寂坊さんが「六壬占断口訣 人の巻」の配信を開始された。ただ一般向けの内容ではなく六壬の研究者向きである。六壬神課、奇門遁甲、太乙神数の三式は過去においてれっきとした軍事技術であり、将官級の人間は−実際の運用にあたっては専任の…

占いが当たってしまう機構とか

自己言及性で占いは説明できるのか? 占い師が依頼者に対して「あなたはこういう人ですよ」とか「これからこういう事が起こるでしょう」と言及することで、それを受け入れた依頼者が自らを規定してしまうとか、占い師が言った現象が発生し易い行動を取ること…

自己言及と占い

触発されている おれカネゴンさんの9月17日の日記に服飾の流行の話が出ていて、流行学についての記憶が呼び起こされた。流行学の提唱者である宮本悦也*1は、最初に流行学を世に問うた「流行学」において「この流行学が世間の常識となってしまい、結果として…