2012-01-01から1年間の記事一覧

ケンちゃん先生と対談してきた

ケンちゃん先生がやっている『隈本健一の占い夜話』の1回目に 今度、対談でもしますか。 とコメントを付けておいたら、「やりましょう」と呼んでくれたので対談してきた。カメラで見た私はオジイサンになりかけのオサーンて感じだ。四捨五入したら還暦だもん…

追記

追記 今朝、玄珠さんから課式の判断について以下のコメントをもらった。 観直してみると、この課はろくなものではないようですね。もちろん、主体が占者や国民か、それとも自民党なのかで被害のあるなしが分かれるわけですが。徳が墓(未は木の墓)、禄が絶…

選挙が終わった

民主党の大敗は当然として 選挙が終わったが選挙運動も終盤になって、自民党が単独で議席の3分の2を占めるんじゃないかという観測が流れてきた。現自民党総裁の安倍晋三は以前から憲法改正に色気があって、自分好みに憲法を改正して、親学導入*1を始めとする…

今年の冬至

国立天文台の暦計算室によると、12月21日20:12(JST)と計算されている。ここからゆっくりと年が切り替わって行く。以下全て日本標準時(UT+9)。 冬至 2012年12月21日20:12 日本国元日 2012年01月01日00:00 冬至直後の朔 2013年01月12日08:45 立春(定…

相場感

占いで数を当てるのはかなり難しい話だ。天道先生の講義の後には、決まって懇親会が開かれるけれども、最後に懇親会の総額を占って当てろという課題が出ると聞く。当てた人は、その日は無料になるそうだ*1。こういう時に必要になるのが相場感だ。これくらい…

やっぱり私にとっての『科学』と清水さんのそれは違うな

このところ、ケンちゃん先生がやってる「隈本健一の占い夜話」が矢継ぎ早にYouTubeにアップされていて、昨日はインド占星術の清水さんとのSkypeを使ったインド−日本間での対談だった。少し『科学』についての話が出ていたけれども、私にとっての科学はやはり…

文研出版『家相入門』

40年近く前*1に出版された家相の本がある。 東洋占術家相入門文研出版から出たものでタイトルは『東洋占術家相入門』、著者は佐藤文栞さん*2で、これが出版された当時は透派絡みの一般書の多くが文研出版から出版されていた*3。この本は従来の気学家相に多く…

斎宮歴史博物館

伊勢までロングドライブ 10月初めにtwitterのTLに以下が流れてきた。 「暦と怪異~不安な日々の平安貴族~」を開催中の斎宮博物館に電話をかけたら図録は販売されており、送付も可能とのこと(料金は現金書留にて前払)。早速、おねがいした。 #陰陽道— taku…

どこから10時1局が出て来るんだろうね

意図的な誤読だろう なんでも煙波釣叟賦から10時1局の局数体系が出て来ると宣たまう人がいるらしい*1。煙波釣叟で10時1局が出てきそうな字面の箇所というと以下くらいだろう。 次將八卦論八節、一氣統三為正宗。陰陽二遁分順逆、一氣三元人莫測。五日都來換…

ちょっとモニョった

予言てそうそう当たらない 検証予言はどこまで当たるのか『検証 予言はどこまで当たるのか』を入手したので読んでみた。労作だと思う。予言とかちゃんと調べてみたら当たってね〜し、出所怪しい予言書とか大量だし〜を、本当にちゃんと調べてキッチリ書いた…

インド占星術界隈での揉め事

藪をつついて蛇を出す っていうのは、 占星術被害 - jyotisha ページ! に対して2chに、 【インド占星術】清水俊介【セクハラ冤罪】 みたいなスレを立てちゃうことを言うのだろうな。『占星術被害 - jyotisha ページ!』が言う『同一人物』が誰なのか見当つ…

四柱八字というフォーマット

公転と自転 四柱推命では干や二支の相互作用では、隣り合った柱でしかとらない考え方が主流となっている。つまり年干と月干とか日支と時支といった具合だ。これは隣り合った柱間でのみ相互作用があるという前提に立った考え方だ。さて年月は地球の公転、日時…

術の学び方

師につくなら 師匠にするなら自分とは隔絶した技術の持ち主であることは当然なんだけど、大名人として完成された人よりも、その手前でもがいている人の方が良いのではないかと考えている。何故かというと、大名人として完成された人は、自分の術が完成する手…

西洋魔術

魔術との付き合い方 ヘイズ中村の『古典西洋占星術 魔術編』が出版されたのが昨年の12月下旬だから、出版されてからそれなりに時間が経っている。 古典西洋占星術魔術編購入して最初の方をパラパラめくってみた感じでは、ヘイズ中村にしてはおざなりな占星術…

あなたの性格当てましたって、それがどうした

西洋占星術のハウスとか紫微斗数の十二宮を『ジョハリの窓』で分類したエントリとか、それについて補足したエントリから導かれるように、結局のところ人間て多面的な存在だということだ。何か上手い方法があって、それを使うと人間の性格を何種類かに分類で…

ジョハリの窓再考

生徒さん*1のエントリで触発されたのだけれども、西洋占星術のホロスコープや紫微斗数の命盤から、こういう人と縁があるよね、という解釈が出た場合に幾つかの考え方があると思う。 実際にもそういう人物である。 自分の一部を相手に投影している結果として…

略决の好い所

安倍晴明「占事略决」詳解 大石さんも言っていたけれども、占事略决の記述には初心者に間違わせないような記述となっているところがそれなりにある。もっとも表題通りに略决なので言葉をずいぶんと補わないといけない。それでも適切に言葉を補えば初心者向け…

陰陽寮の憂鬱

『平安時代の陰陽道と陰陽師--九世紀から十一世紀にかけての陰陽師と「陰陽師道成立論」について』を読んだ。基本的には「9-11世紀の陰陽道って簡単に捉えられるものではないし、その成立時期なんて断言できないよね」って論文だと理解したのだけれども、陰…

紫白九星

日本で九星というと通常は紫白九星になる。少し頭の整理をしようということで、色々ともがいているところだ。 巽 離 坤 震 四緑殺 九紫生 二黒旺 三碧殺 五黄 七赤洩 八白旺 一白財 六白洩 兌 艮 坎 乾 右の図は紫白九星の定位の図で、飛星派風水と同じよう…

月による金星蝕

8月14日に月が金星を隠す蝕が発生した。かってこの金星蝕が重要な局面で発生したことがあったのは、『指神子の占例』や『そうか悪左府か』のエントリで触れてきた。もっとも金星蝕を占った、指しの御子−安倍泰親が六壬の課式を立てたとしたらどうなったにつ…

門と星

奇門遁甲において門と星では作用機序が異なっているだろうし、本来の奇門遁甲では門を使った遁法こそが用法の基本なのだけれども、知らない人は知らないし、教えてあげても「アーアー聞こえない」と耳を塞ぐ人は多い。

納音五行

五行の音は、低い方から宮(土)・商(金)・角(木)・徴(火)・羽(水)と並んでいて、五行の生成順序である水火木金土の逆順になっている。干支を納音五行毎にまとめると以下のようになる。 宮(土) 商(金) 角(木) 徴(火) 羽(水) 庚午 辛未戊寅…

豆知識

昨晩、椎羅さんが東京講座でやってきたので、大石さんとかも交えて話にふけってきた。で、幾つか小ネタを仕入れたのでメモ代わり。 六壬勘文という言い方は正しくない。六壬式占文が正しい。 奇門遁甲が甲なら、六壬は壬だ。 三式で六壬と遁甲は意外と近い。…

断易と音楽

ヨーロッパ世界と中国の両方でピタゴラス音階と同じ音階を使用してきたことは、この『はてな日記』でも指摘してきた。そして中国音階が十二支と1対1対応があった以上、西洋占星術の黄道十二宮とピタゴラス音階に対応があったと考えることは、そんなに冒険で…

基準卦

基準卦というもの この前の【第4回 お台場占いバイキング】にスタッフとして参加したついでに、最近やっと卦象が見えるようになってきたこともあって、飛び入りで周易を披露してきた。筮竹捌く*1のは今では珍しいらしくて写真撮られたらしい。 元勇準博士の…

大石さんの六壬講義

既に大石真行さんのブログでアナウンスがあったけれども、大石さんが六壬の講義を始めるそうだ。昨晩、正式に玄学舎のサイトで告知があった。テキストに略决写本の中から京都大学図書館蔵本を採用しているので、読み下しから始めるようだ。ひょっとすると京…

吉凶の軸

占うにあたって吉凶を断じるには、やはり吉凶の軸が必要になってくる。これは四柱推命で顕著で、四柱推命では用神*1が決まると、用神を軸に忌喜仇閑が決まる。卜占においても断易なら用神爻が決まれば、忌原仇が決まる。こういった吉凶の軸をたてることがで…

ジョハリの窓

知ってる知られている自分とそうでない自分 自分 知 不知 他人 知 解放の窓 盲点の窓 不知 秘密の窓 未知の窓 『ジョハリの窓』という対人コミュニケーションのモデルがある。これは自己というものを他人と自分それぞれから見てオープンになっている部分とオ…

伏吟課の裏の規則

伏吟課というもの 伏吟課には、あまり明文化されていない裏の規則とでも言うべき決まりがある*1。それはこの日記でも時々触れている、三伝が全て異なるように作成する、という決まりだ。例えば丁卯、己卯、辛卯日の伏吟課では、 賊剋がない。 陰日である。 …

返吟課というもの

略决よりもまだ古い六壬では返吟課がなかったそうだ*1。それは60ある返吟課の中で賊剋が発生しないのが、丁丑、丁未、己丑、己未、辛丑、辛未、それぞれの日の返吟課しかないからだろう。推測をたくましくすると、まず最初に今の返吟課無親格が返吟課として…