『緑』はどれくらい青いのだろう?

20160410112306

ずっと疑問に思っていることがある。それは九星で三碧木星と四緑木星のどちらが青いのか?ということだ。『碧』も『緑』もどちらもミドリの訓を持っている。Googleで『碧玉』を検索するとこんな結果になる*1ので、こういう色を碧色としていたのだろう*2

何故、『緑』はどれくらい青いのかという疑問を持つようになったかと言うと、紫白九星の定位を見ると兌宮の赤から中宮の黄色、震宮の碧、巽宮の碧、離宮の紫と虹の色の順番になっているからだ。なので『碧』と『緑』の順番が正しいのかどうか知りたかった。ついでにいうと、二黒の黒は赤外と紫外の可視光ではない領域の色なのだろう*3

で、どうも『緑』は結構青い色でもあったようだ。昨日、放送大学の『和歌文学の世界』の講義で、霞と時雨が中古の日本人にとってどのようなものであったのかが語られていたのだけれども、それと一緒に中古の日本人にとって『ミドリ』は、色として草木の色から海の色までをカバーしていたということが語られていた。多分、青も緑も同じようなものだったのだろう。

と、いうことで三碧よりも四緑の方が、光の波長域としては短波長域を指している、つまり青いと考えて良さそうだ。

*1:Wikipedia碧玉の項目は、いきなり赤い碧玉が出てくるのだけどね。

*2:『碧』という文字は意符に『石』を持っているので、『碧』自体が碧色の宝石を指していたのではないだろうか。

*3:六白、一白、八白は、人間の視界に入る世界とは別の世界の色なのだろう。