2019-01-01から1年間の記事一覧

陰宅風水

諸説あります こんなtweetを見た。 平成最後にあんまり言いたくないんだけど、平成天皇は逝去されたら火葬されるそう。陰宅風水の観点からは、望ましくない。陛下が望まれるなら仕方ないけど、ね。でもなんのための天皇制かと思ってしまう。退位即位の日は雨…

年筮立てた

冬至なので年筮立てた 「来年、何をなすべきか」で年筮を立てた。得たのは震五爻。 震、亨。震來虩虩、笑言唖唖。震驚百里。不喪匕鬯。 六五、震往來厲。億无喪有事。 同じ八卦が重なっているので、繰り返しの意味がある。来年は虚名で良いから名前を売るこ…

高知に行ってきた

天道先生に人相を見てもらった 実家暮らしが長いこともあり、天道先生が高知に戻ってらっしゃる間に人相を見てもらおうと思って高知まで行ってきた。 両親共に90越えなので少し心配しているのだけど、この1、2年は大丈夫そうでホッとした。私も還暦越えて隠…

京都行補遺

トークショーについてもう少し 前回のエントリの脚注で、 やり過ぎてなければよいがと、終わってから心配した。 と書いたのは、私の「民間陰陽師に暦を提供した存在はどういったものか?」という質問に対して、始に「安倍系ではなく賀茂系に着目しては」とい…

京都行

京都行決定 11月30日に京都丸善の本店で、斎藤英喜先生と鈴木耕太郎先生の師弟対談によるトークショーが開かれるということで、帰宅をその辺りの合わせて出席することにした。テーマは御二人の著作*1の出版のPRを兼ねて牛頭天王信仰について語るということで…

日の基準、日の境界

昨日は小雪だった 朝からTVが「今日は小雪」と言い続けていた。私は「ほう、そうかい。時刻は?」と調べて少し驚いた。なんと23:59(JST)ときたもんだ。ほとんど次の日じゃないですか。これが日の「境界は子刻の始まりだ」という説を採用している人なら「小雪…

また出雲に行ってきた

仕事だと出向く方が性に合ってる 紫微斗数では官禄宮に天馬があり、私の場合は仕事とか自己実現方面では自分から出向く方が性に合っている。再度、出雲に出張講義に行ってきた。どうも車の運転は好きらしい。今回は途中寄り道をして府中市*1の木下先生を訪ね…

錬金の術

内丹と外丹 多分、錬金術は一般的には卑金属から黄金を作り出すことを目指した科学以前の混沌と理解されていると思う。しかしながらこれは中国的な表現を使うなら『外丹』の側面だけを見ての評価だ。実際には『外丹』と『内丹』がセットになって錬金術を構成…

簠簋内伝

三国相伝陰陽輨轄簠簋内伝金烏玉兎集 普通は『簠簋内伝』や文字の関係で『ホキ内伝』とよばれているけれども、正式名称はこのように長たらしい。まぁ『宿曜経』も本来は『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』と非常に長たらしいので、『簠簋内伝』が…

口先ドラゴンの戯言

千招有るを怖れず、一招熟するを怖れよ これは八極拳と六合大槍で有名な李書文の言葉だそうだけど、私を含めた『拳児』の愛読者は同書に出てくる尚雲祥のエピソードと相まって『一招熟する』を誤解しているかもしれない。その尚雲祥のエピソードというのは、…

風水

こんなtweetした 最近、専門家ないしその卵が「○○判らん」と言っている事柄について、ずぶの素人が「□□だ」と断言する形式のtweetが幾つか流れてきた。勿論、素人の断言の内容が箸にも棒にもかからないものなのは言うまでもない。で、私も真似をしてみた。 …

『破』

十二建除 十二建除は中国の戦国時代には成立していた暦注で、日本では十二直や『暦の中段』として知られている。名前の通り、建・除・満・平・定・執・破・危・成・収・開・閉の十二個から構成されている。出し方は月建が切り替わった直後に来る月建と同じ日…

『性』について

ちょっと面白い問題提起 twitterで六壬で検索していたら、以下を見つけた。東洋占術はLGBTQに真に適用することはできるのか、という長年の疑問があるんだけど、ベテランの先生方はどのようにしているんだろう。ほら、官星&財星問題とか、六壬の一課三課問題…

出雲大社に行ってきた

そんなに遠くない 母が骨折した関係で愛媛の実家での暮らしがメインになっている。ふと思い立って出雲大社まで行ってみることにした。最近はしまなみ海道ややまなみ街道があるので、感覚としては関越自動車道で東京から新潟に行くような感じで出雲に行くこと…

坤と艮

九宮と十二支 www.youtube.com 今朝の『うらない君とうれない君』で大石真行さんが土行の十二長生についての話をしていた。内容的には以前の『水土長生』のエントリで紹介した『季節の持つ力』の講座と同じものだったけど、やはり九宮八卦と十二支を対応させ…

先天の福地から

現在、実家暮らし 母が転倒→骨折の関係で、現在、実家で暮らしている。実家のある伊予市の郡中エリアは、先天の福地ともいうべき気象災害とは無縁の地で、先の台風15号とか19号の影響もほとんどなかった。懸念があるのは地震だけど、これはもう仕方がないと…

消費税上がった

以前、占ったことがある 昨年の10月に、ふと「本当に、消費税が上がるのだろうか?」という疑問を持ったので六壬に問うてみた。mixiの日記にはこう書いた。 四課が二課三課が空亡で四課が坐空となっている。その四課が発用に立っているので、準斬首というと…

拙著の状況

Amazonで爆上げ中 版元の岩田書院様の御厚意で3刷まで出して頂いた拙著『安倍晴明「占事略决」詳解』だけど、3刷をもって絶版となった。そのため版元での在庫が無くなった段階で、岩田書院様は拙著についてはAmazonのマーケットプレイスからは撤退することに…

日本の亀卜

大嘗祭で使用された亀卜 先週の土曜日に大阪、中之島の朝日カルチャーセンターで、大江篤先生による『大嘗祭と亀卜』の講座が開かれたので行ってきた。大嘗祭の亀卜については、5月12日の『龜卜についてダラダラと』のエントリでこんなことを書いた。 ただ大…

死の宗教

日本も案外、儒教の影響を受けてる 「日本は儒教の影響を受けなかったから中国・朝鮮と違って近代化に成功した」という妄説があるみたいだけど、なんのことはない、日本も儒教の毒はたっぷり回っている。加地伸行先生の『儒教とは何か』を読めば好く解る。例…

生時推測

亡兄の生時推測 2016年の9月7日に亡くなった兄の是明*1は、物凄く頭の好い人だった。多分、私の3倍くらい頭が好かったんじゃないだろうか*2。しかし、その能力を十全に発揮すること無く亡くなってしまった。まあ自分で不運を呼び込むようなところのあった人…

合従連衡

中国の戦国時代 古代中国で周王朝の権威が低下し春秋戦国の時代へと移行する。春秋の頃はまだ周の権威が残っていたけれども、大国晋が韓・魏・趙の三国に分裂して戦国時代になると大国は小国を併呑して戦国七雄とよばれる秦・斉・楚・魏・趙・韓・燕と十数の…

御盆の棚経

見様見真似でやってみた 本日14日は、御盆の棚経のある日になっている。私の地元では迎え火は棚経の日の朝に焚くことになっている。朝、行ってきた。今年はたまたま旧七月朔が8月1日だったので、七夕が7日*1で、御盆が15日ということになる。しかも十五夜が…

沙悟浄と猪八戒についてダラダラと

頭に皿を乗せた水怪は中国にいないよね 日本で西遊記の沙悟浄というとカッパで固定化されているけれども、中国古典文学大系の挿絵に出てくる沙悟浄は色黒の入道になっている。まぁ頭に皿を乗せた水怪は中国にいないということだ。沙悟浄は流砂河という流砂を…

概ね果然であった

母の転院が決まった 転倒して股関節骨折で入院した救急病院の地域連携のスタッフの御尽力で、母を受け入れてくれるリハビリ病院が決まった。昨日、患者家族の面談ということで出向いたのだけれど、もう受け入れ確実という感じで転院日まで決まった。以前のエ…

風水という言葉を乱用する人達

目についた所で4人くらい 小林祥晃さんから始まった『風水』という言葉の乱用は様々な所に波及している。ちょっと軽め、つまり九星の家相を風水と言い張る人から始めるとしましょうか。まずは乱用を始めた小林祥晃さん。『Dr.コパの終活開運法「人脈の頂点に…

サルーンのスィングドア

門と戸 奇門遁甲には、八門、天三門、地四戸、地私門や天門地戸といった門や戸を含む用語が沢山ある。『門』も『戸』も何らかの境界上に位置して、通常は閉じているけれども必要な時に開くものだ。『戸』は片開きの構造で、『門』は『戸』を二つ並べて一つを…

界面律速型方位

『界面律速と拡散律速』再び 昔々*1のはてなダイアリー時代に『界面律速と拡散律速』というエントリをあげた。例えば電解メッキをするときに、メッキされて被膜となる金属の成長速度は、 金属のイオンが反応面に到達するまでの拡散速度 イオンが還元されて金…

無理もない

再度『北斗の拳』 昔々*1、Office HOKUTOに『北斗の拳と占い』というコラムをあげたことがある。あのマンガが連載されていたのは私がD1かD2の頃だったろうか?マンガに北斗、南斗とか五車といった言葉が出てくることから、原作者の武論尊さんには、確実に西…

1959年己亥

紫微斗数の行運 四柱推命と紫微斗数だと、持って生まれた個人の特性の解析では紫微斗数、巡って来る行運については四柱推命に分がある、多くはそんなイメージを持っているのではないだろうか。私の場合、1959年の己亥年に腸重積で死にかけたという事実がある…