誤占の弁

戦端は開かれた

先日のエントリ『気が向いたので占った』で、ウクライナを占ってギリギリ、戦争にならないのではないかと予想したけれども、ついに戦端は開かれて誤占となった。戦争になったことが何よりも残念だし、犠牲者が増えないよう、早期に収集されるよう祈っている。

得た卦は予の上爻だった。

 豫。利建侯行師。
初六 鳴豫。凶。
六二 介于石、不終日。貞吉。
六三 盱豫。悔。遅有悔。
九四 由豫。大有得。勿疑朋盍簪。
六五 貞疾恒。不死。
上六 冥豫。成有渝、无咎。

三浦國雄. 易経 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫) (Kindle の位置No.1463-1469). 角川学芸出版. Kindle 版.

上爻は時期を外していることが多いことと、予の準備の意味を取って準備で終わると予想した。

しかしプーチンが21世紀のレーニンを目指していることを知っていれば、レーニンを上爻、プーチンを五爻において上爻を目指して行動すると読むことは充分に可能だったと思う。得爻が上卦震にあるのだから準備で終わるはずはなかった。

爻辞にある『冥豫』の予は他の爻辞と同じく楽しみの意味なのだろう。それは(くら)い楽しみだ。