あえておそうじ風水術を推薦する



幸せが舞い込むおそうじ風水術
私自身は今まで一度も風水師を名乗ったこともないし、今後も名乗る気はない。何故ならゴミの中で暮らしているからだ。なので風水をネタに駄文を綴るに足る最低限の知識はあるものの、自分が実践していないことについて他人に指導するようなマネはちょっとできない。ということで整理整頓は風水の暗黙の前提条件である。 なので五上竜尋さんのような尋龍点穴のできる風水師からこんな批判がでるのは当然だろう。

話しは変わるが日本には「お掃除風水」「整理整頓風水」なるものが存在するらしい。中国5千年の風水の歴史の中でそのような風水が出たことは一度もない。掃除、整理整頓は当たり前のことであり、それを行なった上での風水なのである。掃除をすることはいいことだが、それを風水と呼んではいけない。誤った概念を植えつけることになる。

それでもあえて林先生の近刊である「幸せが舞い込むおそうじ風水術」を推薦したい。何故なら私を含めてモノを捨てられないでゴミの中で暮らしている人間にとっては、本書を読むことが生活を見つめなおす良い機会になると思うからだ。そして実践すれば開運につながるだろう。そして風水という言葉の拡張として、旅行の方位を見るのを風水と呼ぶとか、陰陽道を日本風水と呼ぼうとかといった、どうしようもない拡張と比べれば、おそうじ風水はまだマトモな拡張だろう。