自閉症

ずいぶん昔から「どうも自分と周囲のいわゆる普通の人達とは、感覚の根底で異なっている部分がある」と感じてきた。それがどう異なっているかがある程度ハッキリした言葉になってきたのが、何時頃だったか日経サイエンス自閉症の記事を見たときだった。自閉症は、先天的な脳の疾患といってわるければ機能障碍で、人の心を察知する能力に欠けているそうだ。そのため他人との間で適切なプロトコルを確立することが困難だし、場の空気を読むこともできない。

「なんか自分にも当てはまるかな」と考えてきたのだが、自閉症スペクトラム指数(日本語版)というものを見つけたのでやってみた。結果は36点という自閉症の可能性が非常に高い得点となった。元のドキュメントが論文の掲載誌をスキャナにかけてできた画像データをそのままPDFにしたようなものだったので、採点機能とかを付けたものを作ってみた。興味のある人はやってみると良いだろう。

アスペルガーな人へ100の質問」にも答えてみた。しかし人の心を察知できない人間が一応、恋愛を経て結婚して子供もいるというのは、なかなかすごいことだと思う。配偶者には感謝している。

それと私が相術に心ひかれるのは、他人を一瞥しただけであらゆることを読み取ってしまうという、今の私からは想像も出来ない境地に強い憧れがあるのだろう。そして人の心という自分にとっての最大の謎を味わいつくそうというのが*1、私が占いをやっている最大の動機なのだろう。

*1:このあたり少しネウロが入っているかな。→魔人探偵脳噛ネウロ