2008-01-01から1年間の記事一覧

もう一つの災害

四川大地震と同時期に大災害に見舞われたのが、ミャンマーの元首都であったヤンゴンであった。被災者の皆様には心から御悔み申し上げます。皆様の御苦難を日記の話題として取り上げることを御許し下さい。以下は、ミャンマーの春分図である。 ネピドー(ミャ…

自慢話

エゴサーチをしていて驚いた。三重大学のシラバスに拙著が参考文献としてあげてあったのだ。さっそく担当教官の山田雄司准教授にメールを差し上げたところ、返事を頂けることができた。なんと講義でも取り上げて下さるそうだ。

訂正

2008-05-11の日記の「どうせもう誰かが言ってるだろうけど」というエントリで「古代の占星術はMCをハウス分割の基点にしてたんでないの」という持論を断定的に展開したが、間違いだったということがはっきりしたので、御詫びの上、撤回する。古代からASCが基…

では日本は

日本の春分図は珍しいことに独足課になっている。これは孤独の象で、どう見ても吉ではない。発用の従魁(酉)は9室である未地に臨み六合が乗じている。六合自体は吉将だが、従魁とは相尅の関係にあって凶である。9室は航海が第一義なので、外交方面で独足課…

四川大地震と春分図

はじめに四川大地震で被災された皆様に心から御悔やみ申し上げます。また被災された皆様の御苦難を単なるデータとして扱うことを御許し下さい。まずは春分図を北京の地方時で作成してみた。発用が徴明(亥)であり、徴明(亥)は西洋占星術でいえば8室(=疾…

肺の無い両生類

例の本多信明先生の『肺の皮膚起源説』関係で面白い情報を拾った。両生類には肺のない種類がいくつかいるそうで、特にサンショウウオの場合は、日本に生息している種類にも肺の無い種類がいるそうだ。ハコネサンショウウオ*1がそれで、水が冷たく急流になっ…

林巨征先生動く

ここしばらくの間に林巨征先生のサイトにコンテンツがいくつか追加されている。注目すべきは、 家を建てること 巨征 断易事始め だろう。特に後者は十二支の五行と五行の相生相尅、十二運、季節による五行の旺相休囚死などが頭に入っている人なら、林巨征先…

どうせもう誰かが言ってるだろうけど

最近、西洋占星術のMCとかASCの計算について考え直す機会があってふと気が付いたことがある。まあ我ながらマヌケなことと思ったのはいつものことなんだけど。六壬天地盤を作るということはサインとハウスしかないホロスコープを作ることに等しいというのは、…

皮膚呼吸

例の本多信明先生の『肺の皮膚起源説』関係で前から気になっていた、人間の皮膚呼吸について調べてみたら、『皮膚呼吸#人間と皮膚呼吸の迷信 - Wikipedia』というそのものズバリの記事があった。 ヒトなど哺乳類や鳥類は、心臓が2心房2心室で動脈血と静脈血…

坐向

六壬で占う時、非常に重要な一課三課と現実の対応付けにおいて、坐向の概念で説明できることが多いのではないかということを最近考えている。つまり、 裁判において原告が一課なのは、原告が裁判所において坐 野球とかでホームチームが一課なのは、ホームチ…

某SNS

めでたく除名になった。記念にAAをUPする。

肺魚

例の本多信明先生の『肺の皮膚起源説』関係でWikipediaをいくつか探ってみた。気になっていたのが肺魚の話で、どう気になっていたかというと、肺魚は魚の中でも原始的な部類しかし肺は立派成魚は左右一対の肺を持つ。ということで、ウキブクロから進化したは…

オマケ

相術の達人に顔を見せるとということは、文字通りの意味で裸で突っ立っているのと変らない。八木先生の著書に刀巴心青という本があるのだが、これは「色情」の文字を分解して作った語で、色絡みのことを占う術だそうな。そしてそれを身に付けると、「娼妓を…

今昔物語に残る相術の逸話

以下で引用箇所は、三章企画様の今昔物語から引用させて頂いてます。今昔物語*1の巻二十四、第二十一話に「僧登照、朱雀門の倒るるを相せし語」という話がある。これは人相の達人であった、登照という僧侶についての2つの話題から構成されている。1つは表題…

やっぱりあるんだ

林巨征先生のページが更新されていたので見に行った。5月から林巨征先生と東海林秀樹先生のコラボレート講習会が始まるのだが、紫微斗数好きの私にとって非常に興味深い内容のようだ。林巨征先生のページにあった東海林先生の担当部分だけれど、こんな感じ。…

ちょっと補足

バードウォッチングの会の観察報告では、私の著作への妄執からいきり立ってhirotoさんの記述に噛み付いたような印象を受けました。ところで現時点で、古文書としての占事略决にあたるのはそんなに容易というわけではないです。一番容易なのは公開されている…

バードウォッチングの会

どうやら私は某所のSNSで開かれているバードウォッチングの会で観察対象になっていたらしい。 観察対象の鳥としては行っちゃいけないんだろうけど、リファラがそこのURLを指しているアクセスがいくつもあったものだから、たまらず行ってしまった。URLの先のS…

本多信明先生って面白いね

以下を読んで茶吹いた。 話は変わるが、「水星」の象意にも面白いことがある。水星が司る体の器官は、呼吸器、肺、腸とともに皮膚という意味がある。もともと陸上動物の肺というのは生物が海から陸に上がった時に、酸素不足を補う為に皮膚から変化したもので…

楓(フウ)

昼間の勤務先の駐車場に植えられているアメリカ楓(モミジバフウ)がやっと芽吹いてきた。数日前まではまるで枯木のようなたたずまいだったけど、急速に緑に染まってきている。これが秋には真っ赤になるわけだ。楓(フウ)は、天のことを知る樹木とされてお…

天童先生の人相講座4月期を逃してしまった

のんびりしていたら、Chiron(カイロン)で開かれる天童先生の人相講座の4月期は既に満席だった。我ながらマヌケなことよ。一応、キャンセル待ちでの受付は行っているそうだ。

久しぶりに失物占でも

ゲームマシン ちょっと前の話になるけど、ニコ動で「ココロ*1」とか聞きながらネットを回っていたところ、次女がやって来た。なんでも外に出ている姉から「DSを紛失した」とのメールを受信したそうで、「あのDSには大事なポケモンのデータの入ったカセットが…

2点程

緊急 id:essaさんとこ経由で、「フィルタリングの技術的問題点を知らしめる活動」を知った。 昔はネットが無くてもやっていけた? 嘘をつけ。マジョリティはそうだったかもしれないが、マイノリティはそうじゃない。自己の中心的な属性を否定するような情報ば…

つまんない話

椎羅さんから問題が解決したという連絡がありました。よってこのエントリは役目を終えましたので中身を削除します。

オウム真理教とインド占星術

日本で組織的にインド占星術の研究を最初に始めたのは、かってのオウム真理教だったようだ。オウム(現アーレフ)の脱会者の会であるカナリヤの会のサイトであるカナリヤの詩(うた)というサイトのコンテンツに「元信者たちの手記」があるのだが、その手記…

トロピカルとサイデリアル

インド占星術では、黄道十二宮の起点が恒星天上に固定されている、サイデリアル方式を採用している。これに関して、Wikipedia - 西洋占星術#十二宮には以下の記述がある*1 一般的な西洋占星術では、天の赤道と黄道の東側の交点である春分点から、十二宮の起…

サポートページに基本設定の項目を追加

『安倍晴明「占事略决」紹介』サポートページに基本設定の項目を追加した。これは、『安倍晴明「占事略决」紹介』が占事略决の解説書であるという性質上、添付されている六壬神課作盤プログラムは、デフォルトの設定のままでは占事略决の本文に従った作盤を…

坎=月の例

焼餅歌その後というエントリで、 しかし離を日に対応させるというのはすごく馴染みのある感覚だが、坎を月に対応させるというのは言われれば納得だが、自分では全然思いつかなかった。周易の基礎が私の身には付いていないということだろう。自戒すべし。 と…

日記に書くのを忘れてた

私が監修した占いコンテンツの「北天占事」が、まずはniftyでリリースされた。http://www.nifty.com/hokuten/なんかオープニングのフラッシュを見てたら気恥ずかしくなってしまった。オーソドックスな占い方をしているOffice HOKUTOの紫微斗数と違って北天占…

方位計算の搦手

先日の日記で「どうやら解析的には解けないようだ」と書いたけど、どうやら搦手があったようだ。 任意のルート上を時刻によって変化する速度で移動する。 移動による方位の効果をと表記しては線形と仮定する。 すると、 移動に要した時間を分割して、ある時…

どうやら解析的には解けないようだ

先日の日記では、大圏航路が持つ実効的な方位を、出発地点の東京から到着地点まで、大圏航路にそって方位角を経路積分することで求めてみた。ただし積分は台形公式による数値積分で求めた。今日は、式を追って解析的にどこまで行けるかに少しトライしてみた…