肺の無い両生類

例の本多信明先生の『肺の皮膚起源説』関係で面白い情報を拾った。両生類には肺のない種類がいくつかいるそうで、特にサンショウウオの場合は、日本に生息している種類にも肺の無い種類がいるそうだ。ハコネサンショウウオ*1がそれで、水が冷たく急流になっている場所をニッチとして選択すると、

  • 水温が低いと、水中の溶存酸素の量が多く皮膚呼吸で酸素がまかなえる。
  • 急流では肺は過剰な浮力の発生源となる。

ということで、肺を捨てる方向に進化することがあるようだ。驚いたことに肺を持たないカエルもいるらしい*2