四川大地震と春分図

はじめに四川大地震で被災された皆様に心から御悔やみ申し上げます。また被災された皆様の御苦難を単なるデータとして扱うことを御許し下さい。

まずは春分図を北京の地方時で作成してみた。発用が徴明(亥)であり、徴明(亥)は西洋占星術でいえば8室(=疾厄宮)である申地に臨んでいて騰蛇が乗じている。つまりこの春分図で最も目立つ事柄は災害による死者ということになる。

では徴明(亥)を本地とする玄武はというと、子地つまり天底(=田宅宮)に臨む大衝(卯)に乗じている。ということで災害は田宅宮で発生するつまり地震なのだろう。四課が全て土支で同朋刑が一課、二課と三課、四課の間で発生している。また二課、四課は空亡しているので、復旧はかなり困難な作業になるのではないだろうか。

ただこれだけ不安材料があっても、末伝が発用を制しているので課体は辛うじて吉だろう。末伝河魁(戌)は西洋占星術の9室(=遷移宮)である未地に臨んでおり朱雀が乗じている。多分、オリンピックがもたらす高揚感といったものが、復興への起爆剤になるのではないだろうか。


北京春分図 3月20日14時48分(JST)













































































なんにせよマンデンなんかの測局は、春分図や新月図といったものからどう事象が発生するかを見るもので、地震発生時のイベントチャート作ってすごい地震だねとかいうのは、マンデンの本筋ではないだろうな。