後だしジャンケン、ジャンケンポン

大会合を振り返る

22日の「フォーチュンカード・マーケット vol.7 2022秋」に行ってZEROさんのワークショップに参加してきたわけだけど、ついでに色々と話もして来た。

紫微斗数の話も出てnoteの記事が気に入ったら買ってね、という話もした。それもあってnoteの『クリスチャン・アストロロジー1巻7章』を読み返し始めたら、ちょっとした発見があった。

蝕やグレートコンジャンクション(北斗柄注:木星土星の合)、その年での白羊宮への太陽の入宮が発生した時刻において、1室はチャートを作成した場所にある王国の一般的な状態やその国の民衆を意味します。

ということで、大会合(グレートコンジャンクション)の時刻でマンデンできるみたいなのだ。非常に大雑把な話だけど、

移動するので20年では木星は600°→240°で土星は240°ということになり、大会合は20年の周期で発生する*1。なので大会合の時刻のホロスコープの有効期間は凡そ20年ということになる。直近の大会合は2020年12月22日03:21 JSTに発生した。

大会合の時刻に東京で六壬の課式を立てるとこんな感じになる*2

干上神に日禄が立っているので、案外悪いわけではなさそうだ。日干己の寄宮は未で西洋占星術だと8室に当たる。マンデンなので外交ということだろう。外交では利益を得ることが出来そうだ。もっとも乗じる天将は口舌の神である朱雀だし、陰神が空亡しているので実利の割に評価は低いだろう。そして三伝には出てないので、あまり目立つことは無いだろう。

発用は三課の支上神が立っている。亥宮が5室であり5室にはこんな象がある。

城壁で囲まれた都市の弾薬

ということで、今後20年かけて自衛隊の装備や備蓄が強化されて行くのではないだろうか。それが連珠とはいえ退如なので、1日にして蕩尽する日は来ないのではないかと期待している。三伝は戌酉申と西の方局を構成しているので軍事的緊張が解けることはないだろう。

四課三伝はこんな感じだけど四課三伝に出てないけども気になるのがCovid-19に代表される疫病だ。疾厄宮である申宮は小吉(未)とはいえ騰蛇が乗じているので、慣れっこになったとしても気を抜くことはできないだろう。

経済の寅宮は大吉(丑)で実利が薄い。白虎なので目先のことに囚われて失敗しそうだ。もっとも白虎は交通と電気の象があるので、交通と電子機器が経済を引っ張ってくれるかもしれない。

日本はこんな感じだろうか。

では後だしジャンケンの最たるものということで、ウクライナを侵略したロシアを見てみよう。

大会合の時刻だとロシアはまだ前日になる。発用に勾陳が乗じている。勾陳は軍隊の類神なので一昨年の年末にはウクライナ侵略を決断していたのではないだろうか。そして発用亥(水)が中伝寅(木)を、中伝が末伝巳(火)を、末伝は日干戊(土)を生じている。水生木、木生火、火生土というわけだ。この形を亨通格遁生といい吉の形ではあるけれども、末伝の巳が空亡しているので遁生の繋がりは途中で切れているし、日干寄宮巳は空亡なので亨通格の吉は得られないだろう。また末伝が空亡している足折なので、失敗を認めての撤退にはなりそうもない。

軍隊の勾陳が発用ということは、戌宮(6室:奴僕宮)は労働環境というよりは兵隊ということだろう。そこに大吉(丑)が回座して天空が乗じているので、兵隊は質量ともに足りてないと見える。

戦争絡みということを考えると日干寄宮である巳宮は、キリスト教占星術によれば、

戦争についていうと、11室は弾薬と軍人を表します。

であり、巳が空亡しているので坐空となり、弾薬も軍人も足りてないことになる。また11室は味方であり、坐空なのでロシアに味方する勢力は小さいだろう。

また玄胎格は事の前後で大きな変化があることをしめしている。ロシアの軍事的評価はウクライナ侵略の後、地に落ちたと言って良いだろう。
そしてロシアは20年かけて後始末と地に落ちた評価と向き合って行くことになるだろう。

後だしジャンケンならこんなもんさ)

*1:ただ木星土星の移動速度はこんなにキリが好いわけじゃないので20年周期というのはあくまで凡そだ。

*2:言わずもがなだけど京都でも同じになる。