もう一つの災害

四川大地震と同時期に大災害に見舞われたのが、ミャンマーの元首都であったヤンゴンであった。被災者の皆様には心から御悔み申し上げます。皆様の御苦難を日記の話題として取り上げることを御許し下さい。

以下は、ミャンマー春分図である。


ネピドー(ミャンマー春分図 3月20日14時48分(JST)
















































































北京の春分図と同じく、徴明(亥)が発用であり騰蛇が乗じている。これは災害とみて良いだろう。亥が水行なので水災を読み取ることができるかもしれない。四川大地震でも地震でできた堰止湖からの洪水が懸念されている。発用がある十二宮は9室であり遷移宮である。つまり港やその付近での水災と読むことができる。被災したヤンゴンはまさに港町だ。

発用に乗じた騰蛇の本地である太乙(巳)は、3室=兄弟宮にあるのでコミュニケーションに関する何かがあると読める。子丑空亡なのでコミュニケーションが阻害されているということなのだろう。この様に発用をキーとしてみた春分図はミャンマーの現状をかなり良く説明できるようだ。

問題なのは四課三伝の課体がかなり吉の構成となっていることだ。重審課だが三合会局しているし、末伝が発用を剋して重審課の凶を取り除いている。ただ三合会局した結果が木行であり、三伝全てが日鬼ということが事の大きさをしめしているのかもしれない。