2012-01-01から1年間の記事一覧

今日は戊辰

六壬者にとっては今日はちょっと特別な日だ。今の月将は未なので子刻には720課の中で唯一の渉害課綴瑕格が出現していたことになる。渉害課には、渉害の数で初伝発用の決まる見機格、渉害の数では初伝が決まらず地盤の十二支の孟仲季で初伝を決める察微格、そ…

先月の売上予想値

Google AdSenseの6月度の売上予想値が6万越えた。めでたい。これも田中俊平さんの御蔭だ。

移動方位計算プログラム

Microsoft Excelを使って、移動の方位を計算するプログラムを作成した。移動の方位はこれまで考察してきたように、方位の効果が線形であるという仮定の下では、等角航路に従って移動する方位になる。これまでの考察の過程を下にまとめておく。 地球規模での…

方位取りを確実にする

私見ではあるけど、土取り、水取り、物品買といった技法は、気学・九星の術において方位取りを確実にするために存在していると思う。では扱う方位が異なるとはいえ奇門遁甲にそういった技法があるのかないのかといえば、実はあると言っておこう。これは文字…

占いと統計

『占いは統計だ』とか言われると、私なんかはイラっとしてしてしまう。占いというものは、時刻なり乱数なりを与えられてその案件に関わる象徴を出すところまでは、非常に機械的な手続きの連鎖だ。占いが“sciense”ではなく“arts”なのは、算出された象徴を現実…

建す

日本語が母語でない人にとっては漢字の音訓の使い分けは難しいものらしい。対応作としては、松永英明さんがブコメで言ってたように、 「音読み-音読み」か「訓読み-訓読み」が原則なので言葉ごとにどっちなのかを覚え、あとは例外(湯桶読み・重箱読み)だけ…

良心の値段

この前に椎羅さんと会った時に受講料の話が出て、椎羅さんが「私も良心を金に換える決心したら、受講料は2万円にして…」といったら、田中俊平さんからすかさず「良心、金に換えても2万ですか。」と直球内角高めの突っ込みが決まってみんな大受けだった。

今年は選挙がありそうだな

奇門遁甲と気学とかを正しく組み合わせて使えば*1、得票を3割とはいかなくても2割は増やせそうに思う。ただそれなりに準備が必要だから、今日依頼されて明日からというわけにはいかないだろうけど。選挙がありそうだと娘と話をしていて、奇門遁甲で得票を2割…

“Topocentric”と“Geocentric”

先日の日記で、『Swiss Ephemerisも微妙に誤差があるね』と書いたところ、 @hokutohei 東京での食の最大時刻( 7時34分30秒)だと確かに地心位置では(角度で)30分ほどずれますが、測心位置だときれいに重なりました。swephprg.pdfの2.4.5.b.をご確認くださ…

Swiss Ephemerisも微妙に誤差があるね

今度の金環日蝕の日時で計算させたら月が30分程太陽から遅れてた。月の計算て、やっぱり難しいんだな。[2012/05/20追記] 上記についてさかい@技術系占星術使いさんから、測心位置(Topocentric positions)だと太陽と月が綺麗に重なるとの指摘を頂いた。…

奴僕宮について考えてみた

昨日は椎羅さんが紫微斗数の東京講座に出張ってきていたので、大石真行さんや、私が予約を入れて占ってもらったことのあるMieshaさんとかMIGMMYさんとかの綺麗どころ数名と田中俊平さんとかで楽しい時間を過ごした。そのとき奴僕宮の象意というか類神*1が話…

ハードとソフト

大石真行さんは、暦をハードウェア、その暦をベースとする占術をソフトウェアに例えて話すことがある。例えば最近の『節というもの』のエントリだ。 暦法の数だけ暦があり、占術がある。暦法は天文学の進歩や政治的な理由で変遷して行くが、それによって作成…

伏吟課杜伝格

六壬天地盤が伏吟のとき初伝が自刑の場合は、中伝に陽日は三課を、陰日は一課を取る。伏吟課は初伝が刑するものを中伝、中伝が刑するものを末伝と、刑によって伝を伝えて行くのが基本である。また明示されることはあまりないが、三伝全てが異なるように三伝…

まあ30年は探したかな

そういえば大石真行さんがブログの直近のエントリでこんなこと言ってた。 だから命を知る、己を知るという行為はとても大切なことなのだが、多くの自分探しとやらが、くだらないと思えるのは、命の一部だけを突っつきまわして、次の運という視点が全く欠如し…

八軒勇吾というロールモデル

今年のマンガ大賞をとった荒川弘著の『銀の匙(Silver Spoon)』は、学歴以外に価値を認めない家庭に育った八軒勇吾が、高校進学で挫折した結果、家から逃げるようにして全寮制の農業高校にやってきて、様々な体験を経て成長して行くという話だ。現在少年サン…

追記の追記(2013年08月26日)

上記のエントリでリンク切れを起こしていたが、ドメインが引っ越ししていたせいだった。私が付けたコメントは引っ越しの時に無くなっていたので、再度コメントしておいた。なお、運命が存在するか否かなんていうのは、公理の問題であるし異なる公理が混在で…

追記

件のエントリのコメント欄によると、御船文矢さんから当方の反論への納得が頂けたようだ。かなり不躾な書き様の反論を精読して頂いてありがとうございました。御船さんの真摯さに感謝します。

わかってないな

“colors - 日本一中立な大人の教育マガジン”というサイトがあって、“変な占いにはご注意を...運命なんてありえない事が20年も前に証明されていた”というエントリがポストされていた。ゲーデルの不完全性定理を使って『運命』が存在しないことを証明した…

知り合いが面白いretweetしてた

元になったtweetは、結川あかり(@yukawa_akari)さんのもので、結川あかりさんは盗作の人の御弟子さんになるみたいだ。こんなtweetだった。 紫微斗数でみる身近なひとのイメージ(^-^) 太陰「やりなさいと言われたことはがんばってやります。」| 廉貞「利…

八専で考えた

日干 日干奇宮 八専干支 甲 寅 甲寅 乙 辰 無し 丙 巳 無し 丁 未 丁未 戊 巳 無し 己 未 己未 庚 申 庚申 辛 戌 無し 壬 亥 無し 癸 丑 癸丑 今日の干支は丙辰で八専の間日になる。八専は本来は壬子から癸亥までの12日間に、干と支の五行が同じになる、壬子…

どうやら私の言い分が通ったらしい

奇門遁甲 - Wikipediaの編集合戦が終結し、私の編集がそのまま残った。経緯はノート:奇門遁甲 - Wikipediaに残っている。結局、NIFTYの昔と同じくWikipediaからは撤退して、自分のはてな日記でウダウダ言ってるわけだ。しかし菅原光雲御宗家って、他人には謝…

ありむーのtweetで考えた

ありむーがちょっと前にこんなtweetしてた。 世の中、ただ運が悪く死んでしまう人もいると知っておいたほうがいいな。そういうのには対策のしようがないとも。 割と同意見だ。私の考えを言うと、人間の運の総量は生まれた時にほぼ決まってしまい、運を消費し…

出生、進行、経過について考えた

西洋占星術では、イベントの時期を予測するのに、『出生』、『進行』、『経過』の3つのホロスコープチャートを総合的に見る。『出生』で持って生まれた特性を読みとり、『進行』は持って生まれた特性が、その個人の成長と共にどのように展開して行くかを読ん…

胎産占

※以下の記述には出産に係る内容が含まれています。出産は現代でも、何かあればあっという間に死体が二つ並ぶ命がけの仕事です。まずは標準的な医療の世話になるべきものです。 生まれる子供の性別 曖昧な記憶ではあるけれども、昨年、生徒さんから六壬の課式…

小早川凛子と錬金術

ラブプラスでは御付き合いが始まってから後で、様々な条件をクリアすると夢を見ることがある*1。小早川凛子と付き合ってから見る夢の一つが「夢のまた夢」だ。この夢は図書委員としての活動で課題を10個クリアすると見ることができる。図書室の午後、陽だま…

妊娠の年

中国では今年の干支である壬辰にひっかけて、今年を女壬女辰の年としているそうな。さすがに文字の国ではある。

不労所得が月5万円

自作のWebコンテンツにGoogle AdSenseの広告を付けたところ、それなりにヒットすることが確認できた。そこで大久保占い研究室の家主で、Webのアクセシビリティの専門家でもある田中俊平さんにコンサルしてもらった。効果は抜群で、ページビューと実際に広告…

退如の空亡

連珠と間伝 最近、連珠格について見直していたところ、六壬鑰では進如で末伝が空亡していると退如に、退如で末伝空亡は進如に象意がひっくりかえるとしていた。占術の入り口が泰山の四柱推命だったために、空亡にそういった反転を起こす程の重きをおきたくな…

象の作り方

占いが上手くなりたいのなら、象を自分の中で形作る作業は避けて通れない。ではどうやって象を形作って行くかというと、具体例を数多くあげて行くということになるだろう。象は言語では定義できなくて、具体例の集合としてしか認識できない。もし言語で定義…

暦と術

斗柄舎内部資料である『暦についての概説』はniftyの小額決済のシステムが廃止になってからずっと非売品のままになっている。その『始めに』でこう書いた。 術数と暦法は密接に関係している。暦法毎に術が一つあるといってもいいだろう。 紫微斗数で使用する…