2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

九宮貴神

飛泊するもの 太一*1、摂提、軒轅、招揺、天符、青竜、咸池、太陰、天一*2は九宮貴神と総称されている。天符と太陰を除くと全てが実在天体の名前だろう。招揺と摂提は北斗の柄の3星から採られている。招揺は破軍星の古名だ。軒轅は黄帝の名前だけど、軒轅と…

四柱推命学極意秘密皆伝

この本から始まった 山伏だった祖父とは面識がなかったが、祖父の33回忌の時に遺品の中から藤井佐兵衛商店*1から郵便で来た阿部泰山の出版案内を見て問い合わせの手紙を書いたのが、占術研究にのめり込む切っ掛けだった。返信では「問い合わせの書籍は既に絶…

開運色々、方位色々

開運法は様々 占いと開運法は切っても切れない関係にあると言えるだろう。占って凶と出た時、 凶ですか、分かりました。 諦めます。/やめます。 で、済ませることができる人ってどれくらい居るのだろう。凡夫には無理なんじゃないだろうか*1。で、開運法を考…

占事略决とは

占事略决を通読しての印象 8月20日に福山リビング新聞社の「リビングカルチャー倶楽部」で行われた『安倍晴明〝希代の陰陽師〟の経歴』を受講してきたのだけど、晴明の著作である『占事略决』について、講師の木下琢啓先生が私を気にしてちょっと歯切れが悪…

(ゆるっと)東洋占術を語る会

第1回のまとめがでました twitterでもアナウンスしましたが、noteで『第1回のまとめ』が公開されました。第0回というべき『プレオープンのまとめ』もあります。この東洋占術を語る会のどこが『ゆるっと』なのかというとこの会では、白黒をつけることをしない…

安倍晴明という御仁

不明な前半生と遅咲き 8月20日に福山リビング新聞社の「リビングカルチャー倶楽部」で行われた『安倍晴明〝希代の陰陽師〟の経歴』を受講してきた。講師は陰陽道研究家の木下琢啓先生で色々新発見もあった。天徳四年(690)に内裏で起こった大火災の結果、国…

四柱推命か子平か

アンケート取った 少し前に新型コロナのワクチンをネタに、 ファイザーかモデルナかはたいした違いではありません。〇〇か××か、その程度の違いです。 というtweetが私のTLに幾つか流れてきた。〇〇と××は「キノコの山」と「タケノコの里」とか、チョコレー…

ちょっと頭の中を整理して見る

“Horary”, “Event” and “Electional” 以前、『イレクショナル六壬の可能性』のエントリで、水埜明善さん*1による、ホラリーとイベントでのチャート読解の基本的な違いについて述べた。たまたま同じ時刻でチャートを立てたとしても、単純にことの成否を読み取…

孤陰不生とはいうけれど

陰陽相済 中医学を始めとして、陰陽は互いに補い合うべきものとされている。「孤陰不生、独陽不長」なんかはそれを端的に述べている。 ところが「孤陰不生」なのは脊椎動物ですら哺乳類だけらしい。孤陰が生んでしまう事例は色々と報告されている。 単為生殖…

中国占術にビルトインされた政治的危うさ

陰陽だけの話じゃないです アーロン千生さんがこんなtweetしてた。 東洋占術の世界は、陰と陽の象意から、男尊女卑が強い世界だと感じてる。陽:男、尊、剛、表、高陰:女、卑、柔、裏、低これらの象意を継ぎ接ぎし、男は尊く女は卑しい、男は表で働き、女は…

御知らせ

御知らせ 2021年08月03日の第一回『東洋占術を語る会』で準備不足だったし補足しておかないといけないと思った。それで補足記事をnoteに2つあげた。 8/3補足① 西方からのインパクト西洋の『天文』が中国に与えた影響についての概観 8/3補足②月将と月建そして…

詐欺師の話

詐欺師の話 なんか私も関わったことのある詐欺師が死んだらしい。自死だったそうだ*1。 その詐欺師がよく使っていた手口は、 有名所の講習会に参加して資料を入手する。 その有名所の講師をよんで講習会をするとぶち上げて参加者を募集する。 直前に講師が都…

大黒松太夫

天地明察を見た この所、暦法絡みで色々思い出すことがあったので amazon prime で天地明察を見た。天地明察は冲方丁*1の同名の小説を映画化したもので、渋川春海*2による江戸の改暦を大胆に脚色しながらドラマチックに描いている。で、渋川春海は元で作られ…

仙人曰く

現代人が古人に勝る事 閲微草堂筆記の卷十五『 姑妄聴之一』にこんな話が収録されている。 徳春斎が扶乩をした。仙人が壇に降りてきたけど詩を作るわけでもなく、ただ劉仲甫と名乗った。 周囲にはこの名前に心当たりがある人間がいなかった。 しかし一人碁の…

京暦と三島暦

あるいは宣明暦と符天暦 現代はともかく、古代から近世まで観象授時は王の大権であり責務だった。暦の作成のためには天体観測*1が必要になる。そして天体観測のためには、観測地点の位置*2情報と時刻の管理が必要になる。機械式の時計の無かった時代、時刻の…

ちょっと自己紹介

明後日3日は『ゆるっと東洋占術を語る会』 明後日3日の『ゆるっと東洋占術を語る会』に向けて、世話人のアーロン千生さんがPR活動に勤しんでいる。 今日は主だった参加者の紹介があった。私の紹介もあった。ちょっと面はゆい所もあったので、自分その他につ…