陰陽だけの話じゃないです
アーロン千生さんがこんなtweetしてた。
東洋占術の世界は、陰と陽の象意から、男尊女卑が強い世界だと感じてる。
— アーロン千生 @『ある吉-たった5分歩くだけ!奇門遁甲開運法』発売中! (@takemiya_yukio) August 9, 2021
陽:男、尊、剛、表、高
陰:女、卑、柔、裏、低
これらの象意を継ぎ接ぎし、男は尊く女は卑しい、男は表で働き、女は裏方、などの解釈をする人をよく見かける。
これ陰陽の話では済まなくて、五行の相互関係から導出される六親五類やその拡張の側面のある四柱推命の通変*1にも男尊女卑がビルトインされていると思う。
- 『財帛』は我が尅するもので、自分が支配・コントロールする対象であり、男にとっては妻を象徴するものでもある。
- 『官鬼』は我を尅するもので、自分を支配・コントロールする対象であり、女にとっては夫を象徴するものでもある。
これから男は女を支配するものであるとする男尊女卑の思想を読み取るのに論理の飛躍は必要ないだろう。最近“Fashionable Nonsense”でマウント取るのが御仕事の人達が科学をネタにし難くなったので、術数方面に目を付けて来たんじゃないかと危機感を持ってる*2。
ツイフェミな人達に目を付けられたら不味いんじゃないかと思ってnoteに『政治的に正しい四柱推命』を書いたんだけど、あまり危機感は共有されてないみたいだ。
*1:通変はおそらくは七政四餘の十干化曜星から派生したと推測しているので「側面のある」という書き方になっている。
*2:『仕方が無いので読んだ』のエントリ参照。