2007-01-01から1年間の記事一覧

来週あたりから配本開始

ということで

献辞に名前のあがっている皆様には献本が行きます。浦木さんの宛先は例のダンポール箱にあったので宜しいですか?しかしこうして本ができたのに発売日がまだ決まっていないらしい。

謝辞

本書は玄珠さんの協力なくしては執筆不可能でした。厚く感謝するものです。本書の執筆にあたって小坂眞二先生の先駆的な研究からはずいぶんと刺激を受け、また常に参考にさせて頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。神奈川県立金沢文庫の永井晋…

御世話になった方々

 付録

六壬神課作盤プログラム(ヘルプやインストーラ同梱のCD-ROM)

第二部 占事略决解説

第一 四課三伝を作成する方法 第二 四課から三伝を出す9種類の方法 第三 十二天将の配布方法 第四 十二天将の司るもの 第五 月将の司る事柄 第六 十干の??柔 第七 十二支の陰陽 第八 干を支に変換する規則 第九 五行の王相死囚老 第十 五行の王相死囚老が持…

第一部 六壬の占い方

はじめに 一、天地盤の作成 二、四課の作成 三、三伝の作成 四、天将の配布 五、六壬占断で使用するその他の要素 六、吉凶象意を占断する方法 五行/五行の生成順序と五行が象徴する事物/五行の相生相尅/十干/十二支/十二支の冲(衝)/十二支の刑/十二支の会…

序章 安倍晴明と『占事略决』

一、安倍晴明の人となりと著書 二、晴明の六壬と現代の六壬 三、『占事略决』の構成と特徴

緒言

安倍晴明「占事略决」詳解目次

とまあこんな本です。

本書は1冊で3度美味しい本になってます。一つは表題通り、占事略决をその来歴を含めて解説していること、二つは占事略决の校訂本になっていること、三つは六壬の入門書になっていると。一つ目と二つ目については、本書で底本とした尊経閣文庫版の翻刻の許可…

緒言

六壬神課(りくじんしんか)という占術は単に六壬とよばれることもありますが、2000年以上前の中国で生まれた非常に古い起源を持つ占術です。六壬神課の占術としての特徴は、日常の細々とした事柄の吉凶や、その吉凶がどのような状況のもとに発生するか、ま…

安倍晴明「占事略决」詳解

諸君

諸君 私は六壬が好きだ諸君 私は六壬が好きだ諸君 私は六壬が大好きだ 失物占が好きだ晴雨占が好きだ勝負占が好きだ胎産占が好きだ願望占が好きだ考選占が好きだ疾病占が好きだ選将占が好きだ射覆占が好きだ 街頭で 教室で居室で 出先で野外で 会場で海上で …

一種の天候占

水星が見たい 内惑星ウィークということで、ここしばらくは日没して空が暗くなってきたときに、金星と水星が同時に見えるそうだ。水星を見たことがなかったので、見えるものなら見てやろうと思った。それで1日の夕方、昼間の勤務先で仕事が終わってから夕暮…

イレクション方位術を構想する

西洋占星術のイレクションの技法を方位術に応用するとすれば、 行動開始の時刻自体が吉である。 行動開始の時刻が目的にとって吉である。 行動開始の時刻において使用方位のハウスが吉である。 行動開始の時刻が本人にとって吉である。 このような時刻を選ん…

卑怯な方法で都知事選を占う

選挙の季節で外がうるさい。都知事選については石原で決まりだろと思っていたので占ってみる気にもならなかったが、2chの■『易経』総合スレ■part7に私の予想と異なる得卦が揚がっていたので卦を読んでみることにした。自分で立卦をしたわけじゃないので卑怯…

注目の2冊

震さんのところでも紹介されていたが、東洋書院の新刊の次の2冊は大きな影響を与えることになるだろう。 三元羅盤綱要 梅花心易精義

GMPIだが

自分の出生日時に適用してみたら、あまり納得できない命盤ができてしまった。実に悩ましい。やはり紫微斗数は暦の問題からは逃げられないのだろうか。しかし考えてみたら、太陰太陽暦の1日って朔を含む日だから、1日の中に黒月と白月が同居していることにな…

意外な人物が鎗田先生のファンだった

その御仁の不定期な日記に、鎗田先生のエッセイにインスパイアされたとしか思えないタイトルのエントリが揚がっていていささか驚いた。鎗田先生のサイトをくまなく読んで、ずいぶん影響されているんだなぁ。

エイプリルフールというのに

らしいネタがない。温めているネタはあるのだけどかなり準備しないといけないので、また来年に持ち越すことにした。アンテナとかRSSリーダーに登録しているサイトのいくつかで、エイプリルフールネタを決めているのが羨ましい。

紫氣の謎

最近、この日記で言及することの多い黄先生のコラムだが、七政四余1(1)に以下の記述がある。 この七政星学の「七政」とは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の七つの天体を表します。また「七政四余」という名称で呼ばれる場合の「四余」とは、月…

これはアンフェアでしょう(03月11日追記)

ここしばらく取り上げている、黄先生の「紫微斗数と七政四余の比較」だが、最新号では以下のように書かれている。 現在広まっている百十個の星(神殺*1)を用いる《紫微斗数》は、早くは清朝同治年間の木刻本『十八飛星策天紫微斗数全集』に由来するものです…

命宮ってなんでしょう

七政四餘における命宮は西洋占星術の上昇宮(Ascendant)だというのは、以前からこの日記を読んでいる人なら御存知だろう。一度、命宮算出というエントリをあげたこともある。さて、ageUNで連載されている、黄老師のちょっと辛口アジアンコラムの連載だが、「…

付言(3月8日)

先のageUNからの引用には次の記述が続いている。 結局、紫微斗数では「閏月生まれの人」に対して、三種類の方法でとりあえず解決させています。(一)前月に帰す方法。(二)次月に帰す方法。(三)月の前半生まれなら前月、後半なら次月に帰す方法です。し…

これはあまりにひどいのでは

幸運体質マガジンageUNというサイトがある。天童先生の人相学講座である、「吉相、それと…? 〜天童春樹の人相占い〜」といった連載もあるので更新される金曜が楽しみなサイトだ。ちょっと前まで大石眞行さんの連載もあった。このageUNに「黄老師のちょっと…

例えば、鏡リュウジさん

2chの紫微斗数スレに鏡リュウジさんの出生データが落ちていたが、1968/03/02 14:03 JST(京都)だそうだ。この時刻におけるGMPIは、 Moon 19 ar 47'47.0864 Sun 12 pi 03'59.4565 GMPI 4 となる。中国農暦の日付も4日なので、鏡さんのケースではGMOIと節月の…

とりあえず名前を付けた

前回の日記に出した、紫微斗数で使用する太陰太陽暦の日付に代わる指標に名前を付けてみた。割と大げさな名称とは思うが、全地球月相指標(Global Moon Phase Index: GMPI)と呼ぶことにする。定義は、 とする。1を加えてあるのは、これまでの太陰太陽暦と対応…

紫微斗数について考えてみた

紫微斗数(しび−とすう)*1は、根本的なところで疑問が残っている。つまり紫微斗数では太陰太陽暦を使って占っているわけだが、この太陰太陽暦は非常に地域性が強いという特徴がある。つまり朔の時刻を含む日を一日(ついたち)にするため、場所毎に日付の異…

もしも

方位というものが、黄道平面上のベクトルから生まれているものだとすると、低緯度帯では黄道平面は地平面に対してほぼ垂直となるので、低緯度帯では、南北というものには意味がなく、南北には上下が対応することになるだろう。