2chの紫微斗数スレに鏡リュウジさんの出生データが落ちていたが、1968/03/02 14:03 JST(京都)だそうだ。この時刻におけるGMPIは、
Moon | 19 ar 47'47.0864 |
Sun | 12 pi 03'59.4565 |
GMPI | 4 |
となる。中国農暦の日付も4日なので、鏡さんのケースではGMOIと節月の適合性についてだけを調べてみることができる。鏡さんの出生時では、GMOIはすでに2となっており月支として卯をとることになるが、啓蟄以前なので節月では寅月となる。GMOIに基づく命宮支は申、節月に基づく命宮支は未となる。申の遁干は庚なので納音五行局は木三局、未の遁干は己なのでこの場合の納音五行局は火六局となる。
これらの情報から甲級主星だけをざっと出してみた。
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良くわからない結果としか言い様がなくて、ほんとにこれ鏡さんの出生データっていいたくなるが、とりあえず信じてみることにする。紫微星の位置が1つだけずれているので、天府星から出す星の配置がハウスに対応する十二宮に対しては同じになってしまうところもまた読みにくくさせている。
鏡さんの御両親は、鏡さんが小学五年生のときに離婚されたそうで、その後、鏡さんはお母さんの手で育てられている。これを考えると、上の2つの結果とも父母宮は無正曜だが、田宅宮もまた無正曜の方が適合性が高いと考えて良いのではないだろうか。ということで、出生日時が正しいなら鏡さんのケースではGMOIを「何月」の指標として採用するだろう。
また村野大衡先生から提供して頂いたデータでGMOIの方が適合性が高かったものも、GMOIの方が節月よりも進んでいた。一方、私が出くわした節月の適合性が高い2例はどちらも、節月の方がGMOIよりも進んでいた。これらの結果から、あくまで感触だが、GMOIと節月で先に変わった方を「何月」の指標として採用するべきか?と今のところ考えている。だがもしそうだったとしても、何故そうなるかについては全くわかっていない。