1959年己亥

紫微斗数の行運

四柱推命紫微斗数だと、持って生まれた個人の特性の解析では紫微斗数、巡って来る行運については四柱推命に分がある、多くはそんなイメージを持っているのではないだろうか。私の場合、1959年の己亥年に腸重積で死にかけたという事実がある。これは四柱推命だと用神のある時柱の甲寅が太歳干支の己亥と干支ともに合して甲寅が働かなくなってしまうことで説明できる。一方、紫微斗数では上手く説明できないことがあって、やっぱり行運は四柱推命かな、と考えていた。

で、その死にかけた年と同じ干支が巡ってくる今年はどうなのか?ということで西洋占星術がどう見るかに興味がわいて幾つか占ってもらったのだけど、ミカミ・ポーラ先生の鑑定が紫微斗数を考える上でも色々と参考になった。ミカミ先生によれば、私の出生図で、

  • 6室の天王星が厄介事のキーになっている。
    • 6室は死に係わるような出来事も扱う。

ということだった。

確かにトランジットで天体がネイタルの天王星とイージーであれハードであれ、アスペクトをもつと色々起こっている。これを参考に紫微斗数で1959年を見てみた。

太陽 旺
左輔、火星、
陀羅
流陀羅

身宮
破軍 廟
文曲(流忌)陥
禄存
流禄存

天機(科)陥
擎羊

流擎羊

紫微 旺
天府 得
文昌 得
流天鉞

乙巳 官禄宮 丙午 奴僕宮 丁未 遷移宮 戊申 疾厄宮
武曲(流禄)廟


流陀羅

太陰(禄)旺
右弼、天鉞、
天空


小限
甲辰 田宅宮 己酉 財帛宮
天同(権)平




貪狼(流権)廟




癸卯 福徳宮 庚戌 子女宮
七殺 廟




天梁(流科)旺
地劫



大限
廉貞 平
天相 廟
鈴星
流天魁

巨門(忌)旺
天魁



壬寅 父母宮 癸丑 命 宮 壬子 兄弟宮 辛亥 夫妻宮

1959年は正月朔が1月31日、立春が2月4日なので、腸重積で死にかけた日には私は虚歳三歳になっていた。木三局なので出童した直後で大限は命宮ということになる*1。そのため大限動盤を気にする必要がない。そこで、西洋占星術の6室に相当する奴僕宮を見ると、廟とはいえ破軍星があり、落陥している文曲が流化忌となっている。確かに手術っぽい何かがありそうにみえる。もっとも禄存と流禄存があるので死なないではあるだろう、という感じだ。

ということで、紫微斗数でも危ないことがありそうと読めなくはないだろう。

余談だけど、ミカミ先生の鑑定で興味深い技法とであった。着目している星がルーラーとなっているサインにカスプのあるハウスや、その星のあるハウスのカスプのあるサインのルーラがどのハウスになっているかなどで、現象がもたらす結果やその原因を推測するという技法は非常に興味深かった。これって棋譜の元ネタなんじゃないの。

*1:別の説があることは充分に承知している。