徳と刑

上記論文では、墨家道家、法家において、徳と刑がセットで語られていることが多いとされている。それが最も顕著なのが法家の韓非子で、「二柄」において徳と刑どちらも王が握っていなければならないことが強く説かれている。

おそらく方術においても徳と刑はセットになっていて、歳徳があれば歳刑が、日徳があれば日刑があるはずだ*1。現代六壬においては日刑は忘れられているけれども、気にした方が良いかもしれない。

*1:以前、玄珠さんが日刑の重要さを『淮南子』から読みとったと聞いた。