火球出現
木下先生から下問があった。
天文博士はただちに天文奏を出すべし。また陰陽寮は疾く占うべし。今年始めより不穏の事多し、もし天譴ならば如何。司天台、よく観察すべし。 https://t.co/76XgVGoUTY
— takuhiro (kinosy) (@Kino_see) January 15, 2024
で六壬で占った。
三伝が全局で寅(功曹)-午(勝光)-戌(河魁)と火局を構成しているので火球の象と見ることができる。発用初伝に六合が乗じていて飛来するものの象と見ることができる。ということで、この課式には験があると考える。
天地相会なので天と地の関係が良い。これは災害の兆しではないと考える。
重審課であるが末伝が発用を尅しているので重審課の凶はないと見て良い。ただし発用河魁(戌)が地盤寅(木)と天将六合(本地卯木)から木剋土の夾剋を受けているのは明らかに凶である。
おそらくは寅宮は財帛宮なので、経済で失政があるのであろう*1。
一応凶なので寅年生まれの男女、卯年生まれの男、酉年生まれの女は物忌みした方が良いと思う。更に太陽宮が人馬宮♐の生まれならなおさらということになる。
ということで答申としては以下となる*2。
問、大火球飛来、何之兆也?
占今日戊寅時加巳、河魁臨寅為用、将六合。中、勝光白虎。終、功曹天后。卦遇重審。
推之、三伝成火局即火球象、六合乗用即飛来象。課式有験。
天地相会即非天変地異。重審課凶雖終尅用而非凶。
唯用受地寅與六合之夾剋、即必凶。寅宮財帛宮也。是財経済失政之象乎。
可物忌者寅年男女、酉年女。況太陽過宮白羊宮者乎。
令和六年正月十五日 工学博士松岡秀達