正確な不定時法

惑星時間で考えた

こんなtweetをした。

惑星時間(Hour Ruler)は、カルディアン・オーダーに従って1日の中のある時間帯を支配する惑星*1を算出し、その惑星の象意を使って行動の吉凶をコントロールする技法だ。

昔、桜井先生に習った時は、日の出から日の入までを均等に12分割、日の入から翌日の日の出までを均等に12分割して、土曜日の日の出からに土星を割り付けて、後は機械的にカルディアン・オーダーに従って惑星を割り付けて行く。

これをやると、日の出からの時間帯に割り付けられる惑星は、土日月火水木金となって1週間が出来上がる。これは以前の『占星術、カルディアン・オーダー、七曜』のエントリで書いた通りだ。ということで、月曜の昼間は月の支配から始まるので、1日中もしくは昼間は月がルーラーである巨蟹宮が生まれた時のサン・サインになっている人、あるいは生まれた時刻の Hour Ruler が月の人は案外月曜が嫌いじゃないのかもしれない。月曜の夜は Hour Ruler が金星なので、金牛宮生まれの人は月曜の夜は楽しいことが多いかもしれない。

私自身は Hour Ruler が火星の時間帯に生まれている。自分が何となく火曜が好きなのは Hour Ruler が火星のせいかもしれない。

ただ講義で引っ掛かったのが『均等割』の部分だ。日の出、日の入という太陽の動きを使っているのに、途中の南中とか無視して均等割で良いのか?という疑問は今でも残っている。
これを太陽の動きを追随して計算するとなると、日の出、日の入での太陽高度*2と南中時の高度を計算して、その間を午前と午後でそれぞれ6分割して正確に不定時を計算することになる。面倒臭い計算になると思うけれども Swiss Ephemeris を使えばなんとかなりそうだ*3。しかし不定時を計算することに比べると均時差しか使わないというのは不徹底なのかもしれない。

なお桜井先生の講義は、まだ席に余裕があるみたいなので、西洋占星術では珍しい開運技法を学ぶチャンスだと思う。
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*1:占星術での惑星。つまり日月と土木火金水の五惑星。

*2:負になる。

*3:Swiss Ephemeris は赤道座標で計算することができる。