奥物部美術館行ってきた

-いざなぎ流御祈祷-

高知の奥物部美術館で開かれている『-いざなぎ流御祈祷-』の展示を見るためにドライブしてきた。高知の物部町には『いざなぎ流』とよばれる、祈祷や呪術を受け継ぐ『太夫』が現代でも存在している。この、いざなぎ流の儀式の貴重な映像を記録したDVDが販売されていて、私も1セットもっている。

いざなぎ流の太夫は強い呪力で知られている。明治になっても高知県が祈祷師数で全国一だったそうで、いざなぎ流の存在が関わっていたのじゃないだろうか。ところが、このいざなぎ流の太夫達の間で、土御門家が発給した陰陽師の免状が取引されていたそうだ。実力で知られるいざなぎ流の太夫にとっても土御門家の権威は魅力的だったらしい。そりゃ自称陰陽師が絶えないわけだ。

で、展示はこじんまりとしたものだったけど、バリエーション豊富な幣束、そしてその幣束を使った祭壇が何種類も展示されていて興味深かった。ピンボケだけど、幾つか写真をあげておく。
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来年の2月までやってるので、行ける人は行くべき。