白騎士と暗闇の悪意
愛媛の実家と川崎の自宅の往復で車を使う時は、なるべく名古屋で寄り道をして講義とか刈谷で意見交換をすることにしている。今回都合が合ったので、わっとさん*1にも会ってきた。何度か会ってみようとしたのに都合が合わなくて、このままだと一生会うことはないかも、ということで頑張って都合を合わせた。私とわっとさんは、ニフティの現代思想フォーラムで敵対関係にあった。私は当時の運営陣に早くから見切りをつけてフォーラム・マネージャを辞任に追い込むべく暗躍していた*2し、わっとさんは運営陣を守る立場に立っていた。
ニフティのフォーラム自体が無くなった今から振り返ると、私の企みが成功してフォーラム・マネージャが辞任した時、フォーラムのゴタゴタに嫌気がさしたニフティが現代思想フォーラムを廃止して、以降思想系のフォーラムは一切許可を出さない可能性もあった。それを考えると、当時の私とわっとさんのどちらが正しかったかは全く分からない。でも、わっとさんは白騎士だったし、私は暗躍の結果「底知れぬ暗闇の悪意」という二つ名を頂戴した人間だったというわけだ。
立場が違うけど、わっとさんの良い意味での諦めの悪さには敬服していたので、フォーラムの全てが消えた今ならノーサイドで会えば色々面白い話もできるかな、ということで去年くらい？から都合を打診するようになった。そして今回、ついに会うことができたわけだ。
せっかくなので、前もって出生データをもらって紫微斗数で占ってみた。以前の西洋占星術との違いを楽しんでもらえたらということだった。まあ、紫微斗数という優れた命術を貶めるような占いになってなかったようでよかった。
私が紫微斗数で占う時は、臆病なので命盤が正しいかどうかチェックを入れてから占うことにしている。といっても単純に命宮から「あなた、こんな性格ですよね」みたいなチェックはしない。人間の性格は多面体にできているので、そういうチェックにはあまり意味がないと考えている。なので自分にとってある程度の客観性がある事象について3点程チェックを行うことにしている*3
わっとさんの記事だと、私が紫微斗数の第一人者となっているけど、そんなことはない。ただ紫微斗数のベースの太陰太陽暦のあり方のチェックのためのプログラム作ってる人間は、あんまりいないとは思う。
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なお、西洋占星術でも四角いホロスコープ使ってる時代もありました＞わっとさん
四角いホロスコープってこんなの。 pic.twitter.com/w5A5i1593L
— 鏡リュウジ (@Kagami_Ryuji) July 2, 2020
*2:『新宿の夜』事件とか、良い感じで燃えてくれた。あの事件では私が仕込みをした上で、盆ちゃんを騙して問題化する切っ掛けを作らせた。今でも騙して悪かったと思ってる。盆ちゃん、ごめんな。
なお私のいう『新宿の夜』事件について補足しておく。ニフティが年1くらいでフォーラム・マネージャと同伴者1名を集めて懇親会をやってた。当時の現代思想フォーラムのマネージャは、黙ってH氏と新宿で開かれた懇親会に出たのだけど、そのH氏が『新宿の夜』と題して、いささか自慢げにそのことを仄めかしたわけだ。FFORTUNEの関係者として私もそれに出ていたので、参加者の一覧を貰っていた。それでH氏の出席を『裏政治』として告発した。ただ裏に回った状態を保持したかったので、その告発は削除コメントのタイトルという形で行った。そういう仕込みの上で、盆ちゃんを利用させてもらった。
