あれは魯迅の作だったか?

風水の思い出

まだ中学か高校の頃にNHKのラジオで朗読やっていたのを時々聞いていた。その中に風水の話があった。確か魯迅の作だったんじゃないかな。こんな話だった。

  • それなりの財産を築いた商人が子孫の繁栄を願って風水の良い墓を作るために風水師を雇った。
  • その風水師が最初に見つけてきたのが「ここには虎が眠っています」という場所だった。
  • 商人は「そんな革命家が生まれそうなのはダメ」ということで別の場所を探させた。
  • 風水師が色々探して「ここには牛が眠っています」という場所を見つけてきた。
  • 牛なので大発展は無理でも着実な出世が見込めるということで、商人はそこに墓を作ることにした。
  • 商人は商売が上手く行かなかった時のために、墓の近くに家と小作人付の農地も併せて用意した。

中国人が本気で陰宅風水を使うとしたら、これくらいはやるんだなと感心した。それで今でも記憶に残っている。