伝説の質の違い

六壬と遁甲

六壬神課奇門遁甲の使い手の伝説は幾つか伝わっているけれども、その伝説には六壬と遁甲で大きく質が違っている。
六壬では、こんなに事細かに当てたという話が多いけれども、遁甲ではこんな不思議なことが起こったという話になっている。
例えば六壬では、

  • 本日来客がある。来客は老婦人で風呂敷包みを持っており、その中身は云々。
  • 本日仙人の来訪がある。竹の杖をついてやってきた仙人は酒を飲み詩を書いて去る。(実際には友人が竹に彫った仙人の像を売りに来た。セットでヒョウタンが付いていて、中に酒が入っていて、仙人の詩の代表作が彫り込んであった。)
  • 1日に12人しか客を取らない六壬の占い師が特別に占ってくれたら、自分が父親の埋葬のために帰郷中であることを含めて、事細かに当てた。

といった感じだ。

一方、遁甲だと、

  • 忍び込んできた盗賊を奇門遁甲の不思議な術で捕まえた。

みたいな話になっている。


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太乙神数は総じて禁書扱いだったせいで、こういった伝説は残ってないようだけど、もしあったとしたら調伏した・された話だったりするのだろうか。