堪輿羅経図

アラートがまた面白い記事を見つけてきた

Googleアラートの『風水』がまた面白い記事を見つけてくれたので早速tweetした。

写真から明らかに二十四山と二十八宿*1が見て取れる。該当記事では、

八卦や天干、地支、五行、二十四山、二十八宿天地人鬼四路

が描かれているとしているが、多分、記者さんは術数に詳しくなかったのだろう。「八卦や天干、地支」は二十四山の構成要素だ。
「五行」は五惑星のことだろうか?「歳星」とかの文字が読み取れる。発掘した研究者はこれを『堪輿羅経図*2』と発表したようだけど、六壬式盤の可能性は玄珠さんがmixiでコメントしてくれたように否定しきれないと思う。二十四山、二十八宿天地人鬼四路は六壬式盤の構成要素でもあるからだ。

もっとも六壬式盤の天盤の代わりに方位磁石を置いたものが羅経盤の原型だ、という説*3もあるのでどっちでも同じなのかもしれない。

他には古銭も出てきたようで、後の『五帝古銭』のように王朝隆盛期の古銭には霊威が宿るという考え方もあったように見える。しかしなぁ『鎮墓券』なぁ。

*1:牛宿が入っているので確実に二十八宿だ。

*2:普通は“かんよらけいず”と読むと思うが。

*3:何暁昕著の『風水探源』はこの説を取っている。