通書の構成

多分、通書はバリエーションがかなりあると思うので、私が使っている『蔡進歩堂蔡伯勵編纂』の通書の構成を少し解説しておこうと思う。『蔡進歩堂』の通書は8段構成になっていて、最上段にいわゆる西暦の日付と曜日が書かれている。もっとも曜日は『一期星』〜『六期星』と『日期星』と書かれている。『日期星』の日が日曜日にあたる。

2段目に、その日の吉神が書かれている。3段目には択時の情報が書かれている。ただたまに択時の一覧表と異なっている場合があるので択時の一覧表は見るようにした方が善いだろう。

4段目はその日に忌むことが書いてある。例えば本日2018年02月21日は開倉と安床を忌む。

5段目にはその日の太陰太陽暦の日付、干支、干支の納音、二十八宿、十二建除が書かれている。二十八宿と十二建除で吉は赤、凶は黒で印刷されている。例えば今月寅月は、除定危開他に董公択日によって執と成が吉となるので除定危開執成が赤で印刷されている。

6段目は色々な情報が書かれている。一つは二十四節気や雑節の情報、他にその日にやると吉となる行動が書かれている。例えば例えば本日2018年02月21日は治病、掃舎、破屋、壊垣に宜しい。そして凶煞が書かれている。

7段目と8段目はよく解らない。

通常は二十八宿と十二建除と個人差についての情報の3つが吉ならそう心配することはない。