落ち着いて慌てて落ち着いて

昨日のエントリ

昨日の『堪輿羅経図』なのだけど、この鎮墓券に刻まれた堪輿羅経図らしいものだけど、落ち着いてみると奇妙な点がある。二十四山の午に着目すると左隣が丙、右隣が丁になっている。つまり二十四山が逆に刻まれているわけだ。

ところが二十八宿を見ると反時計回りに、虚、女、牛、斗となっていて、二十八宿は通常の向きに刻まれていることが判る。実は左から丙、午、丁となっているのを見て「エ、逆じゃん」と思ったのだけど、二十八宿を見て「やっぱり正しいのか」とmixiのつぶやきで右往左往したのだけど、玄珠さんから「やっぱり逆ですよ」と指摘を受けた。

二十四山は逆で、二十八宿が順というのは、ひょっとすると地面の下から天を見上げる視点によって作られたものなのかも知れない。二十四山はどちらかと言うと地のものなので、地面を見下ろした場合と地下から地面を見上げた場合では、お互いに鏡像になる。しかし二十八宿という天のものは、地上から見上げても地下から見上げても同じになる。