不思議な八卦賽

使い方がやっと判った

祖父が残した自作の算木に6個のサイコロが付属していた。そのサイコロの1面の大きさは算木の断面と同じになっていたので、算木とセットで使うのかもしれないと思ってはいた。そのサイコロには数を表すドットではなく八卦が刻まれていた。上下を回転させても同じになる、乾☰、坤☷、離☲、坎☵で4面使っていて、上下を回転させると異なる卦になる震☳、艮☶で1面、同じく上下で異なる巽☴、兌☱で1面使っていて6面のサイコロに八卦が刻まれていることになる。

サイコロとして振った場合に八卦の出る確率が一様ではないので、このサイコロは卦を出すことに使えない。しかししばらく前にこのサイコロの使い方がやっと判った。中筮で卦を出した時の爻卦を表示するのに使うためだったのだ。こんな感じ。
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横に長いのが算木で、横長の細い線が入っているのが少陽、縦に切れ目が入っているのが少陰となっている。算木の横にあるのが、ここで話題にしている八卦を刻んだサイコロだ。下から離☲、坎☵、震☳、坎☵、震☳、離☲となっている。中筮では下の二つの八卦から地の卦を、中の二つから人の卦を、上の二つから天の卦を出す。

問うたのは、私の周囲で少し剣呑な状況が発生してるようなので、どの様な状況なのかの象を問うたわけだ。行動の指針が必要だったわけではなく、単に状況を知りたかったので私としては珍しく中筮を使っている。まあ予想したような卦が出ました、大過。しかも少陽と少陰ばかりで変爻の無い不変卦なので、この状況はかなり長期間続くのだろう。天の卦は噬嗑、人の卦は屯、地の卦は既済で、色々ありそうだ。