まだ途中だけど下元八運を振り返る

今年を含めて残り4年

風水には三元九運という考え方がある。これは紫白九星の周期9と干支*1の周期60の最小公倍数が180であることに基づいている。干支では3周期あり、これを上元、中元、下元に分ける。180年を9等分して20年毎に紫白九星を陽遁で割り付ける。すると上元には一運の一白から二黒、三碧と一運から三運、中元には四緑、五黄、六白、下元には七赤、八白、九紫となる。

紫白星干支
上元 一運 一白 甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉、
甲戌、乙亥、丙子、丁丑、戊寅、己卯、庚辰、辛巳、壬午、癸未
二運 二黒 甲申、乙酉、丙戌、丁亥、戊子、己丑、庚寅、辛卯、壬辰、癸巳、
甲午、乙未、丙申、丁酉、戊戌、己亥、庚子、辛丑、壬寅、癸卯
三運 三碧 甲辰、乙巳、丙午、丁未、戊申、己酉、庚戌、辛亥、壬子、癸丑、
甲寅、乙卯、丙辰、丁巳、戊午、己未、庚申、辛酉、壬戌、癸亥
中元 四運 四緑 甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉、
甲戌、乙亥、丙子、丁丑、戊寅、己卯、庚辰、辛巳、壬午、癸未
五運 五黄 甲申、乙酉、丙戌、丁亥、戊子、己丑、庚寅、辛卯、壬辰、癸巳、
甲午、乙未、丙申、丁酉、戊戌、己亥、庚子、辛丑、壬寅、癸卯
六運 六白 甲辰、乙巳、丙午、丁未、戊申、己酉、庚戌、辛亥、壬子、癸丑、
甲寅、乙卯、丙辰、丁巳、戊午、己未、庚申、辛酉、壬戌、癸亥
下元 七運 七赤 甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉、
甲戌、乙亥、丙子、丁丑、戊寅、己卯、庚辰、辛巳、壬午、癸未
八運 八白 甲申、乙酉、丙戌、丁亥、戊子、己丑、庚寅、辛卯、壬辰、癸巳、
甲午、乙未、丙申、丁酉、戊戌、己亥、庚子、辛丑、壬寅、癸卯
九運 九紫 甲辰、乙巳、丙午、丁未、戊申、己酉、庚戌、辛亥、壬子、癸丑、
甲寅、乙卯、丙辰、丁巳、戊午、己未、庚申、辛酉、壬戌、癸亥
今年は下元八運の庚子の年で、下元八運は今年を入れて庚子、辛丑、壬寅、癸卯の2023年までの4年間残っている。20年の内の16年が終わったわけだ。 この16年で後の日本に強い影響力のあった出来事というと、 そして地震・天災も多かった。 では、前回の下元八運はどうだったろう。Wikipediaから独断と偏見で集めてみた。 大きな地震も幾つかあった。 こうしてみると昨年、今年の重苦しい雰囲気は、蛮社の獄で強まっただろうそれと似ている気がする。 今の日本の状況は2005年(乙酉)に郵政解散で小泉自民党が大勝利をおさめた結果、社会の堅牢性を支えてきた冗長性を削り始めたことに端を発している。そういう観点で180年前を見ると、1825年(乙亥)に異国船打払令が出ていて政治の中枢で風向きが変わったことをしめしている。その後、シーボルト事件などもあって蛮社の獄の遠因となっているように見える。 で、今年は『天保の改革』から180年経っているわけで、政権が何か改革を目論んでいるなら必ず失敗に終わるだろう。

*1:“カンシ”であって“エト”ちゃうからな。