日の基準、日の境界

昨日は小雪だった

朝からTVが「今日は小雪」と言い続けていた。私は「ほう、そうかい。時刻は?」と調べて少し驚いた。なんと23:59(JST)ときたもんだ。ほとんど次の日じゃないですか。これが日の「境界は子刻の始まりだ」という説を採用している人なら「小雪は23日です」と主張するだろう。午前0時を日の基準点に取るとするなら。やはり小雪の時刻は23日に近い。もっとも日の基準点を正午とするなら、やはり小雪は22日ということになる。

ところで二十四節気の節入りの瞬間は世界で共有されているので、各地方標準時に対して時差はないのだけど、日の境界、日の基準点には地方標準時に対しての時差がある。なので今年の小雪の場合、時差が+1分以上のエリアでは地方時では小雪の瞬間は午前0時を回っているわけで、大雑把に大阪以東では小雪は23日ということになる。

この二十四節気は時差がないけど、日の境界、日の基準点には時差があるとか、そもそも日の境界、日の基準点をどの時刻でとるかとかは、九星暦とか遁甲暦を作る時に結構問題になる。私は今の所、自信をもって「これが正解」と言えるような見解を持っていない。