暦の問題

時刻(日本標準時 節気と朔 恒気法の月定気法の月
2011/12/25 03:06 十二月 十二月
2012/01/21 01:10 大寒(定気)
2012/01/22 00:59 大寒(恒気)
2012/01/23 16:39 正月 正月
2012/02/19 15:18 雨水(定気)
2012/02/21 11:28 雨水(恒気)
2012/02/22 07:35 閏正月 二月
2012/03/20 14:14 春分(定気)
2012/03/22 21:57 春分(恒気) 二月 三月
2012/03/22 23:37
2012/04/20 01:12 穀雨(定気)
2012/04/21 16:18 三月 四月
2012/04/22 08:26 穀雨(恒気)
2012/05/21 00:15 小満(定気)
2012/05/21 08:47 四月 閏四月
2012/05/22 18:55 小満(恒気)
2012/06/20 00:02 五月 五月
2012/06/21 08:09 夏至(定気)
2012/06/22 05:24 夏至(恒気)
2012/07/19 13:24 六月 六月
2012/07/22 15:53 大暑(恒気)
2012/07/22 19:01 大暑(定気)
2012/08/18 00:54 七月 七月
2012/08/22 02:22 処暑(恒気)
2012/08/23 02:07 処暑(定気)
2012/09/16 11:11 八月 八月
2012/09/21 12:52 秋分(恒気)
2012/09/22 23:49 秋分(定気)
2012/10/15 21:02 九月 九月
2012/10/21 23:21 霜降(恒気)
2012/10/23 09:13 霜降(定気)
2012/11/14 07:08 十月 十月
2012/11/21 09:50 小雪(恒気)
2012/11/22 06:50 小雪(定気)
2012/12/13 17:42 十一月 十一月
2012/12/21 20:12 冬至

2033年問題みたいに暦の作成の可不可程ではなくても、二十四節季を定気法で取るか恒気法で取るかは様々な影響を及ぼすことになる。今年は閏月のある年で、こういう場合は二十四節気の取り方で月がズレることがよくある。今年もそういう年で、3月22日から始まる朔望月では、22日が終わろうとする時刻に朔となるのだけれども、恒気の春分と朔が同じ日になるので、恒気の春分はこの朔望月に持っていかれることになる。結果、2月22日からの朔望月は恒気だと閏正月になり、3月22日から始まる朔望月は恒気では二月、定気では三月になる。

そのため2月22日から5月21日からの朔望月までは、定気と恒気で月が異なることになる*1

今の万年暦の多くは定気法二十四節気を採用しているけれども、恒気法二十四節気を採用するべきであるなら、月がズレている期間は紫微斗数の命盤がラディカルではなくなる可能性がある。そしてこういう場合、生時をズラすと命宮や十四主星の配置が正しくなって、命盤がラディカルっぽくなることがある。こういったことは紫微斗数をやる者なら知っていて当然なんだけれども知らない人も多いし、知っていても触れない人も多い*2

ところで、このエントリの趣旨からは外れるけれども、

  • 2012/06/20 00:02
  • 2012/08/18 00:54

の2つの朔は日本標準時の0-1時の間なので、中国の中原標準時では前日ということになる。そのため日本で作成した太陰太陽暦と今年の農暦との朔の日付が異なってしまう。紫微斗数使いとしてはちょっと悩む所だ。

*1:この部分、間違いがあったので訂正した。2012/04/06

*2:id:abekazukiクンは、この辺りについて御高説を宣わっているので当然知ってるよね。