では地球規模の移動では

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出発点と到着点を結ぶ直線の指す方位で移動の方位が決まることがわかったが、地球規模の移動、つまり地球が球形であることが無視できなくなる長距離の移動では、出発点と到着点を通る大円が平面上の直線に相当する。

右図は東京を中心にした地球の模式図である。東京と北極を通る子午線の大円は図では縦の直線となっている。また東京ニューヨークを通る大円、つまり大圏航路は図では東京ニューヨークを含む直線となっている。

従って東京ニューヨークを通る直線の方位を計算すれば、東京からニューヨークに移動したときの方位を求めることができる。この直線の方位は子午線とのなす角度で求めることができる。ところで方位は緯線との角度で出すべきだという話もあるが、東京を通る緯線は、緯線が小円であるために図では楕円となっている。*1楕円は曲線なので角度の計算には使用できない。緯線で方位を計算するとすれば緯線に接する大円である卯酉線を使うしかない。図には東京を通る卯酉線を東西の大円として表示している。これだと直線なので角度を求めることができるが、この大円は子午線と直交しているため、子午線で方位を出したのと変わらない。

図からわかるように、ニューヨーク東京の北東*2にある。*3

付記

少し前にとある御姐さんから「プログレ好きでしょ。プログレ好きの人って頭でっかちで云々」といわれたことがあるが、ま、否定はしない(笑)。そういえばプログレ六壬とかもいわれたっけ(笑)。プログレ六壬か、私的には悪くないネーミングだ(笑)。15日はyes

*1:本来、球面における直線は大円のみであって小円は直線ではない。

*2:ただしこれは東回りのコースをとった場合である。西回りに行くと南西になる。

*3:ところがこういう考察には実は意味がないという恐ろしい話もある。ただこれについて私は語る立場にない。