昨日の続き

昨日の日記で、

ただ、実際の移動がもたらす効果についてはかなりややこしい計算が必要になるだろう。

と書いたわけだが、そのややこしい計算をちょっとやってみた。




この図は、東京を出発点として、到着点としてニューヨークとホノルルの2点を選んだとき、出発点と到着点を結ぶ大圏航路上を等速で移動するとした場合の移動の方位の変化をしめしたものである。

図から明らかなように、移動の方位は出発点と到着点で大きく異なっている。九星・気学の方位の効果は移動距離の関数になっている。ここで方位の効果が線形と仮定すれば、台形近似で平均的な方位を出すことができる。ついでなので等角航路で算出した方位も出しておく。

到着地 大圏航路 等角航路
ニューヨーク 86度28分 86度47分
ホノルル 102度58分 106度42分

ということで、ニューヨークは艮方にあるが、ニューヨークまで移動すると平均的には震方の効果、ホノルルは震方にあって、ホノルルまで移動すると平均的には震方の効果、ということになると考えられる。

しかし等角航路でみてもホノルルは十二支方位の卯をギリギリ外れているだけなので、等角航路の採用者にとってもハワイへの旅行で巽方を取るというのは避けた方が良いだろう。