我ながらホント阿呆なことやってるな

以前、移動の方位は大圏航路ではなく等角航路になるという話を方位計算の搦手のエントリで説明した。等角航路になるというところまでは良かったのだけれど、それ以降の話が滅茶苦茶だったことに気が付いた。

昔、小学校だったか中学校の頃にみた地図帳の付録に、赤道に筒状に紙を巻いて投影している図があったので、メルカトル図法では経度\lambda、緯度\phi*1の場所は地図上の\(\lambda-\lambda_0, \tan\phi\)に投影されるものと思い込んでいた*2

しかし念のためにとおもってWikipediaメルカトル図法の項目を読んでみたところ、投影される位置は\(\lambda-\lambda_0, \ln\{\tan(\frac{\pi}{4}+\frac{\phi}{2})\})となっていた。

また、日本の位置する緯度として大まかに北緯35°とすると、緯度1秒の経線長と経度1秒の緯線長には違いがある。東西と南北で距離が同じになるような地図で出した移動の方位と正しいメルカトル図法から求めた移動の方位には、さほどの違いがないということも確認できた。なので、以下は内容的正しくないか、正しくない部分を含んでいる。ちょっとヘコんだ。

*1:経度緯度ともラジアン単位

*2:\lambda_0は経度の起点の経度