放浪した

高知県立歴史民俗資料館

今日*1高知県立歴史民俗資料館に行ってきた。お目当ては『いざなぎ流の宇宙』の図録だ。いざなぎ流というのは、土佐国物部村(現高知県香美市)に伝わる民間信仰で、その神職である太夫は強い呪力を持つことで知られている。

少なくともちょっと前だと、呪った呪われたが日常茶飯事だったらしい。土御門家が出した陰陽師の免許状が物部村の民家から発見されたことから、陰陽道との繋がりもあったみたいだ。ただ祭式はいざなぎ流独自で陰陽道から出たものはそんなに多くないと思う。

香美市の奥物部美術館が3月末で無期限の休業に入ったので、いざなぎ流関連の展示があるとしたら高知県立歴史民俗資料館くらいしかないだろうと思う。もっとも高知県立歴史民俗資料館の常設展には一部、いざなぎ流の展示があるので独特の御幣とか見たい人は高知県立歴史民俗資料館に行けばなんとかなるだろう。

こんな感じだ。

高知県立歴史民俗資料館は長宗我部おしみたいで、入り口近くに長宗我部元親の像があったりする。

面白いのが屋外展示されている高知の山村の民家で、中に入って見ることもできる。

それと道中、田植えしている所とか田植えの終わった田んぼとか見た。さすがに全国で唯一二期作やってた高知県だけのことはある。

*1:2024年4月10日