妙見さん

私にとっての妙見さん

妙見さんは私見では、玄天上帝を中国仏教が取り込んで尊格としたものだ。玄天上帝は北斗七星を剣になぞらえた七星剣を持っているので、妙見菩薩もまた剣を持っている。ところで私のハンドルの『北斗柄』は、漢詩作成を趣味にしていた祖父確憧の代表作である『題北斗』の第一句、

北斗七星夜

から採ったもので、北斗柄とは言ってみれば七星剣の切っ先三寸ということになる。気が付いてみれば自称、玄天上帝や妙見菩薩の眷属ということになっていた。なので、妙見さんにはなるべく挨拶するようにしている。

但馬妙見

兵庫県養父市にある妙見山には但馬妙見を名乗る神社と御寺がある。神社の方が名草神社で、ここは元は御寺で、出雲大社から移築された三重の塔がある。それが今は神社となって残っている。

こんな感じで御寺時代の楼門も残っている。

拝殿はこんな感じ。御参りして挨拶をした。

名草神社から降って行くと御寺の方の但馬妙見である日光院がある。途中で見た景色が綺麗だったので写真を撮った。ただ私のスマフォのカメラは風景写真に向いてないのが分かった。

日光院に到着。

御参りして挨拶をした。

能勢妙見

大阪府豊能郡能勢町に能勢妙見がある。ここも日蓮宗無漏山眞如寺境外仏堂能勢妙見山妙見宗総本山本瀧寺の2ヶ所で妙見さんを祀っている。本瀧寺も紋から判断すると日蓮宗で、妙見山の一帯は日蓮宗が多い感じだ*1

まずは眞如寺境外仏堂能勢妙見山の方から御参りする。
駐車場から登って行くと派手な『星嶺』という建物が迎えてくれる。
『星嶺』は信徒会館だそうだ。
上からみた形は八芒星の形をしている。
壁が全面ガラスになっていて、中に色々ある感じだ。
この『星嶺』の辺りが一番高い。
ここから降って行くと山門がある。


門をくぐると急な下りになっていて、降りると本殿の開運殿その他の宗教施設がある。御参りして挨拶した。

続いて本瀧寺に向かう。山頂近くの眞如寺境外仏堂能勢妙見山と違ってかなり山を降りた所にある。

御参りをして挨拶をする。

ここでは宿坊に泊まって滝行をすることができる。そういえば八代の妙見上社跡に行く途中にある子安観音も滝行ができる所だったけれども、日蓮宗の管理下にあるみたいだった。日蓮宗と滝行は何か繋がりがあるのかもしれない。滝行ということで、本瀧寺には御不動さんがいらっしゃるし、他に謎の石室がある。

千葉神社

千葉市に鎮座する千葉神社は妙見本宮を名乗っている。

星と関わりがあるので、九曜と日月の紋が使われている。千葉神社には妙見さんの他に色々と神さんが集まっている。他に妙見さん絡みで尊星殿がある。

これで妙見さんで大手はだいたい挨拶できた思う。後は八代の上社跡だけくらいだが、ここはトレッキングの準備がいる。

*1:ただ御互いの仲はあまり好くない感じ