天文奏

月と木星が最接近

23日の夜は月と木星が近かった。これに関して、陰陽道史研究家の木下先生が、こんな tweet してた。

この諮問を確認したのが25日で夜空のイベントが終わった後だった。それで諮問を確認した日時で課式を立てた。

六壬で占ったところ比用課となった。
比用課は易の二陽卦と同じように何かを選ばないといけない状況にあることをしめしている。今の状況なら今の生活を取るか将来の希望のつなげるか、といったところだろうか。干上神が日財なので経済的な問題だろうということで、こう判断した。また干上神が日墓なので貴人が乗じているけれどもチカラにならないと考える。

発用が空亡しているので、何をやったら良いかが見えにくい状況を表している。必然的に中伝も坐空なので本当に困る。

本命行年が寅、未の人は御祓を受けるとか物忌みしてみた方が良いのかもしれない。本命が寅、未の人というのは寅年は未年生まれの人。行年が寅になるのは男女で違っていて、卯年生まれの男と酉年生まれの女、行年が未になるのは戌年生まれの男、寅年生まれの女になる。これは指年法ではなくて本命行年が四課の地盤十二支になる人で判断している。
それと五重日なので男女の不倫が話題になるかもしれないけど、これはまあいいか。

と言ったところだ。答申としてはこうなる*1

問、月歳星接近者何之兆也?
占日甲寅時加午神后臨未為用、将青龍。中、太乙太陰。終、河魁六合。卦遇比用。
推之、用空亡是謂斬首、曖昧模糊之象而干上日墓、日財乗貴人雖無力。民困窮也。
無力感蔽世情、空亡解消十日後也。可耐。
寅未男女、卯男酉女、戌男寅女、可物忌乎。
日本国令和五年二月廿五日 工学博士 松岡秀達

*1:和臭がキツイのは御寛恕下さい。