天変奏

静止火球の出現

14日夜から15日朝にかけてが、ふたご座流星群ピークだったのだけれども、静岡県富士市で観測者向かって飛んでくるためにあたかも静止して見える静止火球が観測された。
珍しいことでもあり、木下先生から諮問があった。

私がこの tweet を見たのがふと目が覚めて twitter にアクセスした 04:07 くらいで、早速六壬で占った。

冬至前の寅刻なので伏吟課になる。発用が大吉(丑)なので伏吟課の決まりに従って三伝全てで同朋刑となる。同朋刑には無恩刑の名前もあり、仲間割れとか身内同士での潰し合いの意味がある。発用の大吉は名前こそ大吉だけれども、基本神事には大吉であるけれども人間にとっては凶といって良いだろう。この大吉の凶作用が特に強くなるのは九醜課だ。この九醜は本来は九丑で*1大吉殺の別名がある。今回は幸い九醜課ではなかったけれども伏吟課は基本凶だ。

発用の地盤丑はホロスコープ占星術の3室にあたり、交通やコミュニケーションの意味もあるし兄弟宮なので隣人とのトラブルに要注意だろう。伏吟課は物事が変化しない苦しみを表しているのだけれども、物事が動き始めたら一気の結末がやってくる。何かトラブルの種を抱えている人は注意した方が良いだろう。発用の天将が太陰なので色事絡みは特に危ない感じだ。ただ静止火球の天変は局所的なものなので、外交といった所までは行かないと思う。なお中伝の白虎にも交通の意味があるので車の運転とかも用心した方が良いだろう。冬タイヤに換装しないといけないと思う。

三伝が全部日鬼ということもあり指年法とは異なるけれども、丑、戌、未年生まれの人は特に用心した方が良いと思う。
ということで、木下先生からの諮問に対して、こう答申した*2

*1:醜と丑は通音

*2:和臭がキツイのは御寛恕下さい。