ちょっと面白い問題提起
東洋占術はLGBTQに真に適用することはできるのか、という長年の疑問があるんだけど、ベテランの先生方はどのようにしているんだろう。
— 翼 (@TBSprediction) 2019年10月21日
ほら、官星&財星問題とか、六壬の一課三課問題とか。夫妻宮の使い方とか。
私にはTな知人がいて*1、この知人を観察した結果*2として以下の見解を持つに至った。あくまで個人的な見解であること強調しておく。
人の『性』を特徴付けるパラメータとして、最低でも以下にしめす3つの独立したパラメータがある。
私の場合、性別と性自認にはギャップが無く、概ねヘテロであり、性的欲求はそれなり、ということになる。私の知人には1人、性別と性自認にはギャップが無く、概ねホモ、性的欲求はそれなりなんじゃないかという人もいる。件の知人は、性自認と性別のギャップは外科処置が必要かもしれないレベルで、性的欲求の強さは性的な身体接触を嫌悪するないし全く無いレベルで、性的なパートナーを必要としていないので、パートナーに求める性別は不明となる。
性自認は脳の機能によるもので、発生段階で外性器形成にともなって脳も強い影響を受けるが、脳の性自認が外性器と一致しないことはある、ということなのだろう。件の知人を占ったことがあるけれども、紫微斗数の大限とか四柱推命の大運の回りを逆に取った方が適合性が高いと感じた。ただ、外性器の性別で大運や大限を回した方がよい場合だってあるだろうことは容易に推測できる。この2つの推測からちょっと大胆な仮説を持つようになった。
つまり大運や大限の回し方で適合性が高い結果を、Tな人の手術適合性の判定の一助にできるのではないか、という仮説だ。これが立証されたら、占いの直接的な社会貢献として最大のものになるんじゃないだろうか。そして性別で大限や大運の回し方が変わるというのは中国占術独特の技法だ。
以下、私の見解を幾つか。
- 六壬で結婚を占う時に干上を花婿とするのは、中国の嫁取婚のシステムに合わせた結果で、坐向の視点からは婿取の場合、干上が花嫁だろう。
- 性行為についていえば、する側とされる側というか受け入れる側と受けさせる側があり、私は坐向の視点から六壬では受け入れる側を干上とする。
- 性行為についていえば、する側とされる側というか受け入れる側と受けさせる側があり、四柱推命だと、される側からする側をみれば官殺であり、する側からされる側を見れば財だろう。
- 性行為とは別に、日常の暮らしでは家計を負担する側から扶養者であるパートナーを見たら、性別に関係なく四柱推命では財だろう。
- 紫微斗数の夫妻宮は配偶者もしくは配偶者との日常であり、性行為については子女宮だろう。
翼(@TBSprediction)さんの参考にでもなれば幸いだ。