九星術の謎

私にとって紫白九星は理解できていない事だらけだ。疑問点をまとめると『天時の問題』、『地利の問題』、『人和の問題』に集約できる。

天時の問題

九星盤の中宮は、天時を表している。では天時の九星と周囲八宮の九星との関係は何を持って吉とし、何をもって凶とするのだろう。例えば、風水の飛星派の宅盤では中宮の星を家全体を示すものとして、家に有利に働く星のあるエリアを吉とし、不利に働く星のエリアを凶としている。家に有利となるのは、旺気、生気、財気だ。

でも時間であれば時間を有利に使えるものの方が吉となるのでは?あるいは時間の流れがスムースになるように時間に有利なものが吉となるのだろうか?

地利の問題

周囲八宮で象を受け持っているのは『宮』なのだろうか『星』なのだろうか。『宮』と『星』の関係は何をもって吉とし、何を持って凶とするのだろう。高島正龍公は『宮』が『星』を生じることをもって吉としていたが、象の主体が『宮』のとき、『宮』を漏らして弱める『星』が果たして吉となるのだろうか?

人和の問題

本命星と他の星の関係は何をもって吉とするのだろう?生気はともかく泄気はどうなのだろう?財気は無視して良いのか?

今の気学・九星術では、ほとんどが『人和の問題』しか考えていないようではあるけど『天時』や『地利』は無視して良いのだろうか?

まぁ、こういう謎の存在を考えるなら、奇門遁甲の吉凶判断なんて単純なものだよね。