以前、田宮規雄先生が言っていたことがある

故人となられた田宮規雄先生が『これは六龍さんが言っていたことだが』と前置きした上で、『十二支は言ってみればサインのようなもので、十干は惑星のようなものと考えることができる。四柱推命の干支は、特徴のあるサインにどんな惑星が入っているかをしめしているようなものだ。』と語っていた。話のソースを提示した上での慎重な言い回しであり、田宮先生が知的には誠実であったことを伺わせる。

もっとも西洋占星術で惑星が10個になったのは1781年のハーシェルによる天王星発見以降の話であり、一方、干支は商(殷)代に亀甲獣骨に卜辞と共に日付をしめすために使用が始まっているので、10惑星と十干には3000年近い時の隔たりがある。そういう点では佐藤六龍先生もしくは田宮先生のような慎重な言い回しにならざるを得ないだろう。

ということで、こんな能天気なtweetを見るとなんか癇に障るよね。盗作の人ってこんなもんか。