西洋占星術のハウスと紫微斗数の十二宮を対応付けて行くと、父母宮は最後に残った12室つまり禍害宮*1と対応付けられることになる。
福徳宮 巳 8 |
官禄宮 午 7 |
遷移宮 未 6 |
疾厄宮 申 5 |
禍害宮 辰 9 |
夫妻宮 酉 4 |
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命 宮 卯 10 |
奴僕宮 戌 3 |
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財帛宮 寅 11 |
兄弟宮 丑 12 |
田宅宮 子 1 |
子女宮 亥 2 |
紫微斗数では、田宅宮を本人が育った家庭を特徴付ける人物として父母の一方、その田宅宮から見た夫妻宮として、父母のもう一方とする観方で、個人的には落ち着いたというのは、『珍しいこともあるもんだ』のエントリで述べた通りだ。
西洋占星術でも、田宅宮で本人が育った家庭を特徴付ける人物、つまり多くは父母の一方として、そこから見た配偶者として官禄宮を父母のもう一方とする。では禍害宮は田宅宮から見て何になるかということで、田宅宮を1室として反時計回りに番号をふってみる。すると禍害宮は田宅宮からみた9室、つまり遷移宮ということになる。
遷移宮が未知との遭遇を象の核に持っているであろうことは『遷移宮』のエントリで述べたが、遷移宮はその未知と遭遇しての第一印象ということでもある。ということで、禍害宮は本人が育った家庭環境の第一印象を特徴付ける人物でもあるわけだ。
ということで、ハウスの原義に戻って考え直してみたが、禍害宮を父母宮とするのはあながち無理なわけでもないようだ。
*1:少なくとも宿曜ではこう呼んでいる。