有効数字3桁か

はてな日記の編集中に珍しく、おとなり日記の表示が出たので見に行ったところ、暦関係の用語のマトメになっていた。「見上げれば、空」さんのところの『暦の整理メモ』というエントリだ。よくまとまっているので参考になる。

そこに地球の歳差運動の周期*1についての記述があった。1年には恒星年と太陽年があり、これは恒星日と太陽日と似た関係がある。つまり恒星日は地球の1自転を1日としたものであるが、太陽日は太陽が南中してから南中するまでを1日としている。地球が1自転する間にも地球は公転運動を続けているので、公転運動した分だけ太陽が再度南中するためには1自転よりも長い時間が必要になる。この辺りは依然あげた『六壬天地盤と恒星時』の日記で触れた通りだ。

同じように地球が1公転する間も、地球は歳差運動を続けているので赤道面が黄道面に対して位置を変えて行く。そのため1公転後の春分点が西にズレることになる。そこで恒星年と太陽年の差を測定すれば、歳差運動の周期がわかることになる。およそ25,800年だそうだ。有効数字が3桁くらいはありそうだ。

以前、『天の数、地の数、人の数』のエントリで、

こんな長周期の運動について、有効数字が4桁あるか?というと、かなり疑問だが。

と脚注に書いたけれども、意外と有効数字の桁数が大きいという印象だ。そして歳差運動の周期がおよそ25,800年なら、25,920年と強弁できなくもない。

*1:プラトン年とも言う。