最近の活動

やっと梅雨らしくなってきた。のんびりしている状態でなら梅雨の季節はそんなに嫌いではない。ねっとり絡んでくる湿った空気も風にあたるとなんか快かったりする。最近は趣味と実益を兼ねてSwiss Ephemerisを使って色々やっている。Swiss EphemerisはAstrodienstが配布しているソフトウェアで、天体位置の計算やハウスカスプの計算とかのホロスコープ作成に必要な計算はだいたいSwiss Ephemerisで間に合ってしまう。単体のアプリケーションではなくて、ダイナミック・リンク・ライブラリの形で配布されているので、自作プログラムに組み込んで使うことができる。趣味の範囲でならGPL*1の元で、有料のサービスやソフトに組み込むなら"Swiss Ephemeris Professional License"の元で利用することができる。"Swiss Ephemeris Professional License"は有料だけど、1つのプロジェクトに対して高々35ドルくらいなので、Swiss Ephemerisを同梱した形で自作プログラムを配布したい場合にはライセンスを買っておいた方が良いと思う。趣味の範囲でなら、てSwiss Ephemerisのページに行って、Download Areaから、

  • /pub/swisseph/sweph.zip
  • /pub/swisseph/ephe/archive_zip/sweph_18.zip

の2つをダウンロードしてくればすぐにでも使うことができる。VBA用の関数宣言までついているから、VBAでプログラムが書ける人なら色々面白いことができるだろう。

実はExcelホロスコープ書かせてみようと思い立って実験してみたが、ハウスカスプとか計算結果を配列で返してくる場合には、Excel VBAのちょっとしたクセのせいで上手く行かない。Excel VBAはリファレンス渡しの指定をしている場合でも、配列とそうでないものを厳密に区別するので、おまけのVBA用関数宣言では動いてくれない。そこでExcel VBA用にラッパーとか書いてみた。計算自体は上手く行ったのだけど、Excel 2007のマクロレコーダーが描画オブジェクトの操作を記録しない仕様だったので、惑星記号を入れるといったことがまだできていない。それでも7月上旬には何とかなるんじゃないだろうか。

Excelホロスコープが書けるようになれば、バースデータの管理とかもExcelに任せることができるので色々と便利だと思う。MS-Officeのおまけに入っている占星術の記号とかも使えるし、ホロスコープ作成ソフトの本質的ではないけど面倒な部分のほとんどがExcelを使うことで解決できる。出生-進行-経過の三重円が書けるようになったら、とりあえず日本語使いまくった状態でもSwiss Ephemerisのメーリングリストに投げてみようと考えている。

最近の活動のもう一つが、Google Mapの使い方の調査で、Webページ内の入力フォームやExcelのワークシートにGoogle Mapからの緯度経度情報を取り込むことができるようになった。これも色々と面白い使い方ができそうだ。

*1:2版以降