六壬マンデンとか

ここ数日寒いので春分図を見てみる*1ことにした。基本的に後理屈をこねているのでそのつもりで読んで欲しい。


東京春分図 3月20日20時44分(JST)







































退







































寒いといっても既に穀雨の節を過ぎて太陽の高度は高くなっているのに、雨が降ると空気が冷たい。この感じは三伝に良く出ている。発用が神后(子)で雨や雲を表しているけど、それに天后が乗じている。天后の本地は子であり、冷たい雨と見て良いだろう。

連珠格退如なので、その雨の冷たさが弱くなって行くことをしめしているのだけれど、中伝・末伝と空亡しており、雨が中々暖かくなってくれないことをしめしている。最も春分入ってすぐの雨は結構暖かだったので、暖かい方に固定されにくいということなのだろう。

天候をみるのに天地盤を使うとしたらやはり南中の午地ということになるだろうけど、太乙(巳)が臨んで勾陳が乗じている。巳は火行で暖かいものだけど、騰蛇の本地であって不安定さをしめしている。勾陳が乗じているので、その不安定さが中々抜けないのだろう。ということで、今年の春はまだ時々冬の空気が戻ってくるのではないだろうか。さすがに立夏を過ぎたら暑くなってくるだろうけど。

*1:本多信明先生のように寒いからといって、御彼岸である春分過ぎてからの天候を見るのに冬季図を出してくるほどの大胆さは私にはない。
参照↓
http://s02.megalodon.jp/2009-0427-2140-29/chardash21.astro459.com/?eid=1195566